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ていねいでない暮らし

エッセイ『生きるために、捨ててみた。』から学ぶ断捨離 その11 食生活、お酒編

こんにちは、ずず(zuzu)です。

だいたひかる著『生きるために、捨ててみた。』の[part2 生きるために、考えを変えてみた。]は、乳がんの手術、再発、出産を経験しただいたさんならではの視点で、モノの断捨離だけでなく、お金の管理や健康、食生活にまで言及しているので、結構深いんです。

今日も本書を学んでいきますので、お付き合いくださいね。

”食生活を見直して、自分をいたわる” 

 がんが見つかったときに人が思うのは、なぜ自分はがんになってしまったのか、ということではないでしょうか。健康体だったらなおさらで、私も30代で帯状疱疹にかかった以外に大きな病気はおろか、風邪すらそんなにひいたことがありませんでした。両親も入院したことがないほど元気だったので、自分も頑丈に違いないと過信していたんです。

 株式会社幻冬舎発行 だいたひかる著『生きるために、捨ててみた。』(2021年)より引用、以下同じ

昔は午前3時くらいまで起きていて、仕事によって起きる時間はまちまちという、超不規則生活をしていただいたさん。

26歳でひとり暮らしを始めてから、40歳でがんが見つかるまでの14年間、ろくなものを食べていない生活で、がんが見つかったとき、肝臓の専門医に「栄養失調です」と言われたそうです。

このことから、自分からがんを呼び込む体にしていたと分析しています。

本書には、がんの治療をするようになってからは、転移しないためにも食生活を見直したことが書かれていました。

今は朝7時には目が覚めて、朝ご飯を作ってしっかり食べ、昼はほどほど、夜はほとんど食べないそうです。

どんな食材を使っているかわからない外食の回数は減り、できるだけ国産の旬のものを、調味料も添加物の入っていないものを選ぶようにしているそうです。

ですが、医師からは「添加物を完全に排除するには仙人になるしかない」と言われたとのことでした。

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がんに限らず、食事は大切ですよね。

ジャンクフードや市販のお菓子は、栄養価やカロリーは無視して、とにかく舌が美味しいと感じ、リピート買いしてもらえるように、大手食品メーカー、外食産業、コンビニが研究費をかけて開発し、宣伝費をかけてコマーシャルしています。

だから、大企業の戦略に負けてしまうのですよね。

だいたさんは病気をきっかけに生活を見直し、食べるものに気をつけるだけでなく、がんから身を守るためよく噛んで食べるようにしているそうです。

噛むと出る唾液の中には、発がん作用を抑えるタンパク質が含まれているので、しっかり噛んで食事をすればがん予防になるらしい。

私がダイエットの勉強をしたときも、噛むことの大切さを教えられました。

ジャンクフードや菓子パンなどのやわらかくて味の濃いものばかり食べないで、しっかり噛むほど素材の美味しさを感じられるような食事を積極的に摂っていきたいですね。

”飲まないことがストレスだったお酒がやめられたワケ”

 乳がんを宣告されたとき、どういう人ががんに罹りやすいのかを自分なりに調べてみたら、腑に落ちることばかりでした。シャンクフード浸りで運動不足、そしてお酒好き。

 お酒に関しては、昔は毎日1人で2本くらいワインを空けていて、まわりからもお酒の飲みすぎを注意されていました。でも、お相撲さんなんかは2升飲むという話を聞くと、私なんてまだまだ〜と都合よく解釈しては右から左へ。二日酔いもしなかったし、女性だと飲むと太るからといって控える人もいますが、特に顔や体がむくみこともなかったんです。まあ、もともとむくんだような顔ということもありますが(笑)。

がんの手術にあたって医師から”アルコールを抜かないと麻酔が効かない”と言われ、さすがに酒量は減らしたものの、休肝日は作らなかったらしいです。

そんな酒豪のだいたさんですが、妊娠を機に、ピタッと飲まなくなり、飲みたいとも思わなくなって、自分でもびっくりしているそうです。

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毎日ワイン2本を空けていたという、驚きのだいたさん。

アル中にならなかったのが不思議なくらいです。

そんなだいたさんも、妊娠したら一切飲まなくなったとは、母って本当に偉大ですね。

 

手術の麻酔の効きについては、こんな経験をしたことがあります。

歯科の手術で全身麻酔をしたとき、若い麻酔歯科医から、

「zuzuさんはお酒飲みますか?飲むとどんな感じになりますか?」

と、不安げに聞かれました。

「お酒は強くないですが、好きで毎日飲みます(当時)。飲むと楽しくなって声が大きくなりますが、そのうち眠くなります

と回答。

すると麻酔歯科医は、

「麻酔にはアルコール成分が入っているので、たまに暴れる人がいるんですよ。嘔吐する人もいるので、聞いてみました」

と、何とも心細そうでした。

酒乱とかアルコールに耐性がないとか、そういった体質の人にお酒を勧めるのだけは絶対止めようと、そのとき思いましたね。

そして私、麻酔をしたらあっという間に意識がなくなり、手術が終わってちょうどいい時間に目が覚めた、とってもお利口な患者でした。

この話を父にすると、

「ウチの家系は麻酔が効きやすいから」

と言っていましたが、単にお酒が好きだけど弱いということですね。

そう言う父も、飲んではすぐに寝転んでいますから(笑)。

 

またね。