ずずぶろぐ

ていねいでない暮らし

エッセイ『生きるために、捨ててみた。』から学ぶ断捨離 その5 文房具、ハンドメイド、再利用編

こんにちは、ずず(zuzu)です。

今日も引き続き、こちらから断捨離を学んでいきたいと思います。

”趣味の文房具用品は「全部出し」で選別する”

だいださんは文房具オタク。

子供の頃から文具を買い集め、芸人になってからは、さらに文房具熱が加速したそうです。

ですが、大人になると消しゴムを使うシーンは減り、レターセットは出す相手がいない。

そう気づいて、少しずつ整理するようになりました。

文房具の断捨離では、引き出しや箱にしまってあるものを「全部出し」して、いる、いらないと選別したということです。

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私の断捨離では、文具に限っては今使うものだけを取り出して、「全捨て」しています。

と言いつつ、文具はまだ途中なのですが。

安価でこまごまとした文具を選別するのは、時間がもったいないからです。

特に使っていないペン類のほとんどは、ペン先が乾いてしまっているので、捨ててしまってOKだと思います。

これを書きながら、祝儀・不祝儀袋の類を処分しましたよ。

ミッフィーちゃんが呆れて見ていますね(笑)

定番の不祝儀袋とお見舞い用、お年玉や寸志用のポチ袋だけ残しました。

100円ショップやセールで買い溜めていましたが、仕事を辞めて交友関係が狭くなったので、ほとんど使わないかなあと。

それこそ数百円のものなので、必要なときに買ったほうが無駄がなくていいですよね。

”作っている時間が楽しいだけと気づいた、ハンドメイド品”

一時期ハンドメイドにハマった、だいたさん。

シュシュやトートバッグなど布小物をたくさん作ったものの使わずじまいで、結局ハンドメイドは作る時間だけが楽しいのであって、実用性には乏しいことに気づきます。

しかも、生地から選んで作っても、値段の安い既製品のほうがよくできていることにも気がついたそうです。

 また、自分で作ると「これ、私が作ったの」とアピールしたくなります。でもそれって「私、いくつに見える?」と同じくらいスベるネタ(笑)。自分が目指すおばさん像ではないと思って、作ること自体をやめました

株式会社幻冬舎発行 だいたひかる著『生きるために、捨ててみた。』(2021年)より引用、以下同じ

辛辣ですが、おっしゃるとおりだと思います。

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生前整理を兼ねた断捨離に取り組んで約1年。

今の悩みは、まさにこれ。

ハンドメイド材料をどうするかということ。

突き詰めれば、だいたさんのようにハンドメイドはやめることを視野に入れないと、断捨離が進まない分野です。

私の場合、定期的に編み物がしたくなり、しかも棒針編みとかぎ針編みのマイブームが交互にやって来るのです(笑)

編み棒、編み針は一度揃えればずっと使えると思いきや、極細の糸で編みたくなったと思えばその逆もしかり、そのうえ道具はどんどん進化し、外国製品も入ってくる。

都心の一等地に手芸専門店のビルがあったり、テナントが入っているのは、手芸が一大趣味産業だからですよね。

まんまと乗らされている私。

毛糸や編み物キットがわんさかあります。

 

そして、コロナ禍のマスク作りにも役立ったミシン。

洋裁にもハマり、布をたくさん購入しました。

母と私、太っているので市販の服が合わず、それなら縫ってしまえと思ったのですね。

洋裁はこれまた道具や材料がたくさん必要になります。

型紙も必要になるので、洋裁本やNHKの『すてきにハンドメイド』が増殖していきます。

整理整頓が得意でないと、地獄を見ることに…

いや、すでに地獄を見ているかも。

 

仕事を辞めて時間ができたら手芸に没頭できるかなと思っていましたが、仕事を辞めた今、エレクトーンやブログを始めたり、母に手がかかったりで、手芸はあまりできていません。

今やらないで、いつやるの?と思いますが、手持ちの材料で、母と自分用に実用性のあるものをコツコツ作っていきたいと思います。

「これ、私が作ったの」とブログでアピールしたら、ぜひツッコんでくださいね(笑)

”「再利用しよう」ほど、無駄なことはないかもしれない”

だいたさんはハンドメイドに近いところで、リメイク、再利用もやめたそうです。

再利用の心はお母様からの遺伝で、うまく再利用先が見つかると「再就職先が決まった」とか「二毛作できた」と喜んでいたのは面白いですね。

 でも、自分が片づけに直面してみると、再利用を考えている時点で、モノの役目が終了している証拠なんですよね。本来の用途で魅力を感じなくなっているのに、無理して別の使い道を考えたり、何段階もステップを踏んで捨てる必要ってあるのかな? と思うようになったんです。

また、シンデレラフィットなど滅多にないので、それを思いつくまでの時間と置いておくスペースがもったいないと気づいたそう。

それで、役目を終えたものは早めに手放すようになったそうです。

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確かに、再利用って難しいですよね。

とっておいても、結局は捨ててしまうことが多い。

ごくまれに、取っておいたモノが意外なとき、意外なカタチで役に立つことがあることは、誰しもが経験していると思います。

再利用の喜びは相当なもので、脳内物質が過剰に放出されてしまい、そのときの快感を脳が覚えてしまうのかもしれません。

そして、その快感が断捨離の手を止めてしまっている、なーんて。

またね。