こんにちは、ずず(zuzu)です。
先週のエレクトーンのレッスンで、先生から予期せず
「『ブルー・ハワイ』弾いてみませんか?」
と勧められ、小躍りした私。
その日からずっと『ブルー・ハワイ』のことが頭から離れず、観たかった映画『ブルー・ハワイ』のDVDをレンタルして鑑賞しました。
エルヴィスが若い時代に主演を務めた映画は、いわゆるアイドル映画であり、ほとんどの作品でエルヴィスが歌って踊るシーンが多用されるだけの娯楽映画という偏見を持っていました。
実際に『ブルー・ハワイ』を観てみると、まさにその通りで、大筋のストーリーはあるものの、突然別のシーンに変わってしまう不自然な編集が気になりました。
母親に溺愛され、ギャルからマダムまで女性にモテモテっていう設定もどうかと。
一般的には、"エルヴィスは青春映画なんかに出演しないで音楽に専念していたら、もっともっと功績を残せただろう"と言われています。
しかし、ネット上にある、"エルヴィスの映画時代は不毛の時代と言われているが、若く輝いているエルヴィスの歌や映像が、映画作品として後世に受け継がれるのは、それはそれで価値がある"といった意見が、ずっと心に引っかかっていました。
今回『ブルー・ハワイ』を観て、その意見に激しく同意しました。
エルヴィスは晩年まで不定期に新曲をリリースしていましたが、大ヒットした曲はわずかです。
新曲を出しても出しても売れなかった時代がありました。
エルヴィスと言えども、歌をヒットさせるということは難しいことなのです。
言ってしまえば、ファンは新曲など必要ではないのだと思います。
昔ヒットした、馴染みのある曲があれば十分なのです。
音楽は同じ曲、同じアルバムを繰り返し聴くものですから。
映画撮影、特に年に何本も撮影していた時期は体力的にハードだったと思いますが、オフの時期に気分転換ができていたのではないかと思います(その時期にハメを外していたようですが…)。
もし、映画に専念せず、同時にライブ活動をしていたとしたら、エルヴィスはもっと長生きできたかも、とは私は思えないんですよね。
たられば、は言っても仕方ないですけど。
映画『ブルー・ハワイ』は、冒頭に当時のハワイの風景と、『ブルー・ハワイ』の歌声から始まったのが意外でしたが、この作品の舞台はハワイだよ!と主張されていていい感じです。
主演8作目ともあって、エルヴィスは余裕で演技してました。
名曲『好きにならずにいられない』は、この映画のこんなシーンで登場したんだって、ちょっと感動。
そして、ユーチューブで何度も観ていた『ハワイアン・ウェディング・ソング』が流れるシーンは、やっぱり素晴らしかった♡
短めの作品ですし、頭を空っぽにして楽しめたので、昔の映画っていいなーと思いました。
最近の映画は長くて小難しいので、気合を入れて観ないといけなんですよね…
エルヴィスの作品のように、人気歌手が主演映画で歌って曲をヒットさせるって、今では考えられないですよね。
日本では美空ひばりさん、石原裕次郎さん、加山雄三さんあたりでしょうか。
昭和では映画の影響力が大きかったんですね。
みんなが同じものが好きで、同じ時代を共有できるって、それはそれで悪いことではないと私は常々思っています。
余談ですが、エルヴィスの側近だったジェリー・シリングは、この映画の制作中にフラのダンサーだった最初の奥様と出会ったのかな〜なんて思いつつも、どの女性か分かりませんでした(笑)
またね。