こんにちは、ずず(zuzu)です。
映画『エルヴィスとニクソン』廃人と化しています。
マイブームは’踏切’’回し蹴り’と独り言をつぶやくことです(笑)
映画では、大統領執務室でエルヴィスとソニー・ウェストが空手を披露するシーンがあり、ソニーがカッコよくて何度も観てはニヤニヤしています。
私には空手の知識が全くないので、このシーンが空手として正当なのかどうかはわかりませんが。
初めに、
「フミキリ、マワシゲリ」(エルヴィス)
「マワシゲリ」(ソニー)
と声を出してから実演しますが、日本語訳がなければ意味を理解できませんした。
空手に対する知識のなさもありますが、アクセントが’フミキリ、マワシゲリ’だったのと、’フミキリ、マワシゲリ’と、最後に'リ'の音が続くので聴き取りにくかったです。
'ラリルレロ'のローマ字表記が、’R’ではなく'L'だったら聴き取りやすいし、日本人にとって発音しやすいのにと思いましたが、それはそれで難しいかもしれませんね。
上着の着脱も魅力的な空手のシーンのおかげで、アクション映画が苦手な私にとっての、お気に入りのアクション映画(?)ができました(笑)
アメリカ以外に興味がなさそうなエルヴィスが日本の武道を学び、
「空手はただの護衛術じゃない、精神と身体を鍛えて自制する」
と語るのを観て、私はこれまで武道に縁がなかったと改めて感じました。
せめて、体育の授業で武道を体験してみたかったですね。
ニクソン大統領はエルヴィスと面会する直前に、
「エルヴィスのような顔のいいヤツは、中身が弱い」
と側近に言い放ちましたが、エルヴィスは空手を実演することで、心技体を鍛えていることをニクソンに知らしめました。
にも関わらず、ニクソンの言葉どおり長くは生きられなかったのは皮肉です。
エルヴィスは、
「サヨナラ」
と言って、オーバルオフィスを去ります。
これは、冒頭、ニクソンが部下に、
「(外国の要人が)アメリカに来るのに英語を話さない、そんな怠惰な国民性では大国になれない」
と言ったことをエルヴィスは知りません。
しかし、エルヴィス・プレスリーであっても謙虚に努力しているという事実を、最後にニクソンに無意識に暗示しました。
こういった感じで、この作品はエルヴィスのトリビア的なエピソードがふんだんに盛り込まれていて、ファンにはたまりません。
エルヴィスのファンでなくても、広く一般的に知られているエピソードがいくつか登場するので、ニヤリとしてしまうと思います。
ですが、こういったマニアックとも言える作品は、あまり評価されないんですよね。
私はガハハとお腹の底から笑えたり、思わずクスッとニヤけてしまうような人間ドラマが大好きなのに。
またね。