こんにちは、ずず(zuzu)です。
昨日の記事では、知人のA子ちゃん(アラフィフ)と認知症の親についてのイライラを語り合いましたが、今日は近い親戚のB子ちゃん(アラフォー)との会話を書きたいと思います。
大学4年の息子の就職が内定したと、桃をたくさん持ってきてくれたB子ちゃん。
近況をたずねると、実のお母さんががんで入院、手術を受けたとのこと。
時は5月、がんセンターにて。
かかりつけ医で診てもらったところ、地元の総合病院を紹介され、そこで今度はがんセンターを紹介されたそうです。
自覚症状があったにも関わらずずっと我慢していて、ようやく通院したら"がんの可能性がある"ということに。
結局、内臓をひとつ摘出して10日間入院し、現在は自覚症状も消えて、とても元気ということでした。
しかし、5月といえば、私のがんセンターの初診も5月。
もしかしたら、がんセンターで会っていたかも知れず、世間は狭いなーと驚いた次第です。
B子ちゃんのお母さんの話を先に聞いた父が、私ががんセンターで手術をしたことをB子ちゃんにしゃべってしまいました。
すると、
「zuzuさんも手術したんですね、大丈夫ですか? 実は私も同じ手術をするんです」
と言うのです。
B子ちゃんは市内のクリニックで切除手術を受けるとのこと。
念のため、病理検査をするところも同じ。
不安なのでしょう、
「部分麻酔は痛かった?」
とまず聞かれました(笑)
医師から麻酔が痛いと説明を受けたそうです。
「痛いと言えば痛いけど、すぐ終わるし、それほどでもなかったよ」
「切ったり縫ったりしているとき、麻酔をしていてもわかりました?」
「そう、なんかわかるんだよ。痛みを感じないだけで、なんかやってるのはわかる。で、医師が「今から切りますよ」とか「今、縫ってますよ」とか声をかけてくれるんだけど、それが怖くて怖くて。全身麻酔で寝てる間に終わってたほうが精神的なダメージは少ないよね」
先日のA子ちゃんとの認知症の話もそうですが、病気や手術の話も当事者間では話が通じすぎます(笑)
結局人は経験してみないとわからないのだと思います。
特別共感力が高くて、豊富な知識と優れた想像力を持ち合わせていない限り、他人のことは理解し難いのです。
それは決して悪いことではなく、誰しも自分が一番大事だから仕方がないことです。
そしてB子ちゃんは、
「がんセンターの先生がやさしくて、やさしくて」
と言うのです。
地元のガツガツした開業医と比べると、対応が全く違ってカルチャーショックだったみたい。
すかさず私も、
「同じだねー私の先生もものすごくやさしいよー。がんセンターの先生はみんな公務員だから、経営とか人事とか煩わしいことを考えずに診療に専念できるからかもね。開業医はなんでも自分で決断しなければいけないし、判断することが多すぎて忙しくて大変なんだろうな」
と同意しました。
がんセンターが私の癒しの場になっているのは、施設が広々としているだけでなく、担当医やスタッフのやさしさを感じられるからだと思います。
B子ちゃんの手術が成功し、病理検査の結果が出たら、プチ報告会になりそうです。
お互い良性の腫瘍でありますように…
またね。