こんにちは、ずず(zuzu)です。
グレード試験が振るわなかった原因として、靴が適切ではなかったような気がしています。
はい、実力不足を靴のせいに置き換えています。
モコモコのルームシューズに履き替えて試験に挑んだためか、ベースが不安定になってしまいました。
ルームシューズは足のサイズはあっていても、実は幅がブカブカだったんですね。
やはり足にぴったりするバレエシューズのほうがいいかと先生に相談したところ、
「私も昔はバレエシューズを履いていました。◯◯市にダンス用品の店があって、そこで買っていましたよ♪」
とのこと。
今でこそ、”ヒールのある靴のほうが演奏しやすい”とおっしゃる先生ですが、初めはやはりバレエシューズだったようです。
「チャコットに行きたいけど、コロナ禍で出かけるのが怖くて…」
と言いつつ検索すると、渋谷のチャコットはなんと2月で閉店(移転)していました。
バレエをしたことがないのに、あの狭くて古いビルの前を通るたびに、10代のころからなぜか吸い寄せられていたので、淋しい限りです。
少子化でバレエ人口が減っているのかもしれませんし、大人はヨガですからね…
バレエ用品やダンス用品を扱うお店は、バブル期には結構ありましたが、最近は見かけなくなりましたし…
しかし、めげることなく、バレエシューズを扱うお店に行ってきました。
お店に入り、店内を見回しましたが、チャコットのようにバレエシューズは陳列されていません。
少し不安になって、お店の方にバレエシューズを探していることを告げると、サイズを聞かれたので、
「自分用で、サイズは24cmです」
と言うと、試着用のシューズを出してくれました。
バレエシューズは底に皮が貼り付けられており、皮が足の裏の中心全体に縫い付けられているのものと、足指の付け根と踵部分にだけ縫い付けられているものがあるそうで、どちらがいいか聞かれました。
聞かれても、私にはわかりません。
仕方なく、
「エレクトーンを弾くときに使いたいのですが、どちらがいいんでしょうかね…」
と正直に言いました。
するとお店の方は、
「エレクトーンのことはわからないので、聞かれても困りますね…」
と言い、身構えてしまって、会話がギクシャクし始めました。
24cmと25cmを試着させてもらいましたが、どちらがいいのかわかりません。
しかも、幅広のゴムがついているのですが、履き方もわかりません。
「そのまま(自然に)履いてください」
と言われ、自然に履いたところ、ゴムはしっくりくる位置に収まりました。
「色は全部ピンクになってしまうんですよね…」
と言われたので、
「黒はないですか…」
と念のため言ってみると、
「25cmでしたら、どちらのタイプも黒があります」
とのこと。
ということは、25cm以上のサイズは男性用ってことか(笑)
エレクトーンではバレエシューズをどのように使うのか聞かれたので、足の裏全体を使うことを伝えると、それなら底の皮が中心に縫い付けられているタイプでいいのではないかと言われました。
底の皮が中心に縫い付けられているタイプは、まだ骨格がしっかりしていない子どもが使うことが多いとのことでした。
また、エレクトーンを弾くときは、靴下の上にバレエシューズを履くため、大きいサイズのほうがいいということになり、25cmの黒を購入することに決めました。
お値段は消費税込みで約3,000円でした。
高いのか安いのか私にはわかりませんが、思っていたよりは安かったのでホッとしました。
会計を済ませる段階になると、お店の方もホッとしたのか、
「たまーにエレクトーンの方がいらっしゃるんです。バレエシューズに特注でカスタムしたこともありますよ」
と話してくれました。
商品を受け取る際には、
「初めに左足で履いたらずっと左足で履き続けるようにしてください。底に本皮を貼り付けているので、汚れても水洗いしないように。汚れてきたら、本皮の部分は消しゴムで消してください」
と教えてくれました。
終始会話が噛み合わなくて居心地がよくありませんでしたが、お店の方もバレエ関係以外の客を相手にしなければならないときは、緊張するのかもしれません。
その晩、テレビでフィギュアスケートの大会を放映していました。
選手たちのキラキラした素敵な衣装を見つつ、バレエシューズのカスタムってどんな感じにしたのかなと思いました。
お店の方ともっと上手にコミュニケーションを取ればよかったな。
またね。