こんにちは、ずず(zuzu)です。
前回は、12回目のレッスンで『ふるさと』が合格したことなどについて綴りました。
今日は、13回目のレッスンで『美しく青きドナウ』が合格したことと、8級の曲の練習を始めたことについて書きますね。
『Summer』は挫折
12回目のレッスンで、次はグレード8級の曲『Summer』を弾くことにしました。
『Summer』は作曲家、久石譲氏の曲で、エレクトーン界隈では定番のようです。
しかし、ジブリを知らない私は、久石氏の音楽はなんとなく耳にした程度なので、ピンときません。
楽譜を右手で弾いてみて、ああ、あのビール車のCMで聴いた曲だなと。
確かに、ちょっと懐かしいような、日本の夏らしい曲。
だから、ビールのCMと錯覚したのかも(笑)
譜面はシンプルで簡単そう。
ところが、4分の2拍子で書かれた楽譜の2小節と、1小節として弾くことが求められていました。
これが初心者には難しくて…
ベースが、ラファソド|ラファソドと繰り返すのも、うまく弾けなくて…
12回目のレッスンから13回目のレッスンまでは1週間。
・・・挫折してしまいました。
『イエスタデイ・ワンス・モア』を急きょ練習
『Summer』は挫折しましたが、せっかくのレッスンに『美しく青きドナウ』しか弾かないのはもったいない。
オバハン特有のもったいない精神を発揮して、同じ楽譜集で、気分転換にちょっこと弾いていた『イエスタデイ・ワンス・モア』を、急きょ練習することにしました。
↑『ふるさと』『美しく青きドナウ』『Summer』もこの本からの選曲です。↑
楽譜集の演奏のポイントは、
イエスタデイ・ワンス・モア
アメリカの兄妹デュオ、カーペンターズの1973年の作品。人は誰しも思い出の曲があり、その曲を聴くと込み上げてくる様々な思いが歌われている曲です。カレン・カーペンターの美しい歌声で日本では最大のヒット曲となりました。
静かに始まる曲なので、テンポキープがしっかりできるように練習をしましょう。ダイナミクスも曲の流れの中で自然に表現できるといいですね。ABでは左手のパターンで、C Codaではベースのパターンでリズムを感じながら演奏すると曲に安定感が出てくるでしょう。曲最後のrit.はK.B.Pでアサインされているリズムに合わせて終わります。落ち着いて自分のタイミングと合わせましょう。
株式会社ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス発行『STAGEA ポピュラー・シリーズ(グレード9〜8級) Vol.58 ステージ・セレクション BEST』(2019年12月1日初版発行)より引用
です。
10代の頃からよく聴いた、なじみのある歌です。
初めての8ビートに戸惑いつつも、♩=82のゆっくりとしたテンポを♩=70に落として練習して、ミスタッチは多いものの、どうにか通して弾けるようになりました。
13回目のレッスン
そして13回目のレッスンの日。
エレクトーンの前に座り、ベースの位置をしつこく確認して『美しく青きドナウ』を弾きました。
しつこく確認したにもかかわらず、ベースをミスしまくって、自信があったのにあーあという結果に。
先生から、
「おうちのエレクトーンとすごく違いますか?」
と聞かれ、
「なんか位置がビミョーに違う気がするんです。音に関しては、うちのがオルガンっぽい単純な音で、レッスン室のはシンセサイザーっぽい複雑な音がするので、弾き始めはビックリします」
と答えました。
↑zuzuのエレクトーンはカジュアルモデル、教室のエレクトーンはELS-02C カスタムモデル
レッスン室に専用のクッションを持参する生徒もいるようで、どうやら皆さん、自宅のエレクトーンとの違和感に苦慮しているようです。
ベースの位置を確認しよう
いつだったか、先生はエレクトーンの椅子に腰かけると、ベースの位置を必ず確認するとおっしゃっていました。
|下のド|ソ|上のド|を必ずチェックするそうです。
これを聞いて、儀式のように、椅子に座ってベース位置を確認してから弾き始めていた私。
違うんです!
先生がおっしゃったのは、自分がしっくりくる位置に座り直すという意味でした。
自分の身体を動かして、座る位置を決めるんですね〜
これに気づいて、目から鱗でした(笑)
ほんとアホだ、私。
9級『ドナウ』合格!
『ドナウ』を1回弾いて、先生からは、
「Cメロの右手の|レファ#ソラ|と|ミソ#ラシ|の8部音符のスタッカートを、はっきりと弾きましょう♪」
との指摘が。
大好きな、壮大なCメロ。
金管楽器の重厚感を出そうとして、8分音符がすべって遅れがちになっていました。
そこに注意して『ドナウ』を弾き直すことに。
弾き終わると、
「(前にも言いましたが)もっと身体を動かして弾けるといいですね。高い音を弾くときは、右に身体を動かして弾くといいですよ。身体を使って弾くと、音の強弱をつけやすいし、スラーも弾きやすいと思います♪ 固まって弾いている感じなので…」
との指導がありました。
「はい、わかりました。家ではヘッドフォンで弾いているので、つい縮こまってしまいます」
と返事をしつつうなだれていると、
「合格にしましょう♪」
と先生。
ミスタッチしますがあっても、(一応)弾けているのでいいのだそう。
ありがたく合格を受け取りました。
オーケストラの指揮者になったと錯覚するほど、気分よく練習したな〜ありがとうドナウ。
8級『イエスタデイ』を通してお披露目
その後、
「先週、「8級の『Summer』を練習します」、しかも、「簡単そう」と言いましたが、とても歯が立たず、代わりに『イエスタデイ・ワンス・モア』を練習しました。まだまだですが、どうにか通して弾けるようになったので弾かせてください」
と言い、『イエスタデイ・ワンス・モア』を弾きました。
弾き終わると先生はしばし考えてから、
「いい曲ですね。ただ、ここのメロディが…」
と、親しんでいる曲だからこそ自己流に弾いている、右手のたくさんのまちがいを指摘。
あー恥ずかしいったらありゃしない。
だけど、弾き始めの早い段階で指摘を受けないと、まちがえて覚えた音やリズムの矯正は非常に困難になる。
たとえたどたどしくても、未完成であっても、早い段階で先生にみてもらうことは、私の中での意識改革ですね。
次回は、『イエスタデイ・ワンス・モア』を弾いて、いろいろ考えたことについて書く予定です。
またね。