こんにちは、ずず(zuzu)です。
この前のレッスンで8級の『 Summer』がスルッと合格したので、グレード試験直前も何のその、新曲にチャレンジすることにしました。
新曲を選ぶことは、弾くことよりもウキウキします(笑)
まだグレード9級に合格していないのに、すでに8級の課題曲集とレジストを購入していました(笑)
8級の課題曲は、
・ロンドンデリーの歌
・メリー・クリスマス・ミスター・ローレンス 映画「戦場のメリークリスマス」より
・夏の思い出
・旅立ち 映画「魔女の宅急便」より
・パリの空の下
・ラブ ナット・キング・コール
・愛の夢 第3番
の8曲で、この中から課題曲として1曲を選んで、グレード試験で弾くことになります。
しかし、古いラインナップですね〜
特に、『太陽にほえろ』は昭和レトロを感じてしまう…
「古い、古い、古い、古い」
と愚痴ったところ、
「クリスマスソングを何か探してきますね♪」
と先生に言わしめてしまいました(汗)
なんて生徒なんだ…
試験直前とはいえ、新曲は蜜の味!?です。
見開き1ページで完結するので、楽譜をコピーしなくてもいい『ロンドンデリーの歌』を練習することにしました。
そんな曲知らんわ、と思うかもしれませんが、きっとどこかで聴いたことがある、哀愁を帯びた曲です。
ロンドンデリーの歌
Londonderry Air
アイルランド北部、ロンドンデリーに古くから伝わる民謡で、同じメロディーに「ダニー・ボーイ」をはじめ、多くの歌詞がつけられ世界中の人に愛されています。人間が心に持っている、優しさ、懐かしさ、信頼といった部分に語りかけてくる「Air=調べ・旋律・歌曲」で、心が洗われるような作品です。
懐かしさをイメージしてゆったりと演奏してください。メロディーは一度歌ってみて、ブレスのタイミングをつかんでください。フレーズの最後が短くなりすぎないよう注意しましょう。[B]はサビになります。D.S.後の2回目で、いちばん盛り上げるようにしてください。
一般財団法人ヤマハ音楽振興会発行「新エレクトーン・レパートリー グレード8級」(2020年11月20日改訂2版発行)より引用
古い感じは否めませんが、誰しもが持っている誰かを愛おしく想う気持ちが込められた叙情的な曲です。
最初はどんな曲か分からなかったので、動画を検索すると、多くの有名歌手がカバーしていました。
日本ではソプラノ歌手の鮫島有美子さんのバージョンが有名のようですが、他には平原綾香さんや美空ひばりさん、私の好きな江利チエミさんも歌っていました(江利チエミさんのバージョンは動画で聴くことができなくて残念)。
母親が戦場に出向く息子を想う歌だと思っていましたが、男性歌手も多くカバーしていて、その中にはエルヴィス・プレスリーもいました。
エルヴィスバージョンを初めて聴いたときは、この曲は女性が歌ったほうがいいと感じましたが、今回のブログを書くにあたって聴き直してみたところ、エルヴィスバージョンも心にしみました。
ドイツから帰還したら、本当にグラディスはいなかったのですから…
エルヴィスはこの曲をとてもていねいに言葉を噛み締めながら、サビでは裏声を使い、まるでゴスペルを歌い上げるかのよう。
伴奏のピアノの調べが美しく、それ以上に繊細なバックコーラスが素晴らしい。
エルヴィスが作り上げた『ダニー・ボーイ』、何度でもじっくり聴きたくなります。
またね。