こんにちは、ずず(zuzu)です。
何度もブログに書いていますが、英語版『Elvis and Me』を読んでいるところです。
今読んでいるのは、グレイスランドで暮らし始めたプリシラが、小遣い欲しさにモデルのアルバイトを始めたところ、エルヴィスからとがめられ、仕方なくバイトを辞めて退屈な日々を過ごしているところです。
この頃からすでにふたりの価値観は平行線で、後に"Separate Ways"を歩むことになったのは必然だったと感じました。
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『Elvis and Me』の第2章では、本では解決しないであろう、モヤモヤする部分がありました。
それは、中学3年生になったばかりのプリシラが、エルヴィスの友人と称する男性カリー・グラントから声をかけられ、エルヴィスの邸宅を訪問することになったときのこと。
アメリカ空軍の軍人だった父親の転勤で、アメリカのテキサス州から西ドイツへ引っ越ししたプリシラは、学校から帰ると、米軍の家族が利用するクラブ内のスナックバーに行き、ジュークボックスで音楽を聴いたり、テキサスの友人に手紙を書いたりして過ごしていたそうです。
そんな彼女に目をつけたカリーは空軍に所属しており、プリシラの父親はカリーの指揮官を知っていたため、スムーズに話は進みました。
でも、なぜカリーはプリシラを誘ったのでしょうか。
それはきっとエルヴィスから、”若いアメリカ人の女の子”をパーティーに連れてきてほしいと頼まれていたからだと思います。
カリーはプリシラをエルヴィスに紹介する際、”君に話していた女の子だよ”と言って椅子に腰掛けると、キューピッド役を果たして安心したのか、単に疲れて眠かったのか、寝入ってしまいました。
エルヴィスが(決して取り巻きではなく)信頼できる友人に依頼して、自宅でのパーティーに連れて来られたのがプリシラだったと思うのです。
そしてエルヴィスは、若さゆえそっけない態度をとってしまうプリシラを大変気に入りました。
プリシラにとってエルヴィスとの出会いは、見知らぬ男性からの誘いによる予期せぬ出来事でしたが、エルヴィスからすると、この出会いは計画的だったと思います。
エルヴィスが”若いアメリカ人の女の子”との出会いを望み、友人に託していたんですよね?
『Ellvis and Me』に答えはないと思うので、モヤモヤをブログに残しました。
またね。