ずずぶろぐ

ていねいでない暮らし

【推し】それが人生

こんにちは、ずず(zuzu)です。

MLB開幕の翌朝、衝撃的なニュースが流れました。

大谷翔平選手の通訳、水原一平氏の違法賭博事件です。

 

若くして大金を手にするスポーツ選手を守ることができないかと、元陸上競技選手の為末大氏が発言しています。

news.infoseek.co.jp

このことに関しては余計なお世話ですが、老婆心ながら私も心配していました。

世間知らずの若者に、海千山千の人間が近寄ってくることについては、教育を受けていると思います。

ですが、自分は大丈夫だと思ってしまうのが人の常。

まさか確固としたチーム大谷の中で、しかも表に出ている人間から問題が起きてしまうとは。

助さん格さん役をひとりで引き受けていた側近の不祥事ですが、大谷選手の脇が甘かったと言えるでしょうか。

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これって、エルヴィス・プレスリーに起こったことと構造は同じだと感じました。

お金の管理は父ヴァーノンが責任者だとはいえ、実際はチームで管理していました。

身内で金銭管理をしていたから安全と思いきや、マネージャーの大佐に利益の多くを横取りされてしまい泣き寝入りでした。

稼ぐが金遣いの荒いエルヴィスに対し、ヴァーノンは小言が多かったと思います。

こうした小さな不満がお互いに積み重なって、身内であっても反目し合うようになってしまうのもです。

ヴァーノンは経費節減を口実に、問題行動が多く、元々気に入らなかったエルヴィスの友人兼ボディガードの中心的人物レッド・ウェストを解雇してしまうのでした。

 

若くして大金を手にしたら、本当に信頼できるプロ中のプロを財産管理人にして、本人は給料制にしない限り、あっという間に手に入れたお金は消えてしまうでしょう。

身内に任せても使い込まれたり、他人に横領されたりすることもあり得ます。

信頼していた人に裏切られて財産を失うだけでなく、そのつど傷ついて人を信じられなくなったり、活動に支障をきたしたり、精神を病んでしまうかもしれません。

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水原氏はレッド・ウェストと同じように、主従関係を超えて心の底から大谷選手に尽くしていたと思います。

それがわかっていたから、大谷選手は借金を肩代わりしたのでしょう。

不安なアメリカ生活を支えてくれたのは水原氏だったのですよね。

例えビジネスパートナーだとしても(笑)、この恩を忘れることはないと思います。

 

エルヴィスだって、レッドとどさ回りした駆け出しの頃は本当に充実していた、まさに青春だったはず。

有名になってお金を稼いで、どんなに気をつけていても、いろんなことが起きてしまう。

それが人生。

またね。