こんにちは、ずず(zuzu)です。
MLB開幕の翌朝、衝撃的なニュースが流れました。
若くして大金を手にするスポーツ選手を守ることができないかと、元陸上競技選手の為末大氏が発言しています。
このことに関しては余計なお世話ですが、老婆心ながら私も心配していました。
世間知らずの若者に、海千山千の人間が近寄ってくることについては、教育を受けていると思います。
ですが、自分は大丈夫だと思ってしまうのが人の常。
まさか確固としたチーム大谷の中で、しかも表に出ている人間から問題が起きてしまうとは。
助さん格さん役をひとりで引き受けていた側近の不祥事ですが、大谷選手の脇が甘かったと言えるでしょうか。
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これって、エルヴィス・プレスリーに起こったことと構造は同じだと感じました。
お金の管理は父ヴァーノンが責任者だとはいえ、実際はチームで管理していました。
身内で金銭管理をしていたから安全と思いきや、マネージャーの大佐に利益の多くを横取りされてしまい泣き寝入りでした。
稼ぐが金遣いの荒いエルヴィスに対し、ヴァーノンは小言が多かったと思います。
こうした小さな不満がお互いに積み重なって、身内であっても反目し合うようになってしまうのもです。
ヴァーノンは経費節減を口実に、問題行動が多く、元々気に入らなかったエルヴィスの友人兼ボディガードの中心的人物レッド・ウェストを解雇してしまうのでした。
若くして大金を手にしたら、本当に信頼できるプロ中のプロを財産管理人にして、本人は給料制にしない限り、あっという間に手に入れたお金は消えてしまうでしょう。
身内に任せても使い込まれたり、他人に横領されたりすることもあり得ます。
信頼していた人に裏切られて財産を失うだけでなく、そのつど傷ついて人を信じられなくなったり、活動に支障をきたしたり、精神を病んでしまうかもしれません。
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水原氏はレッド・ウェストと同じように、主従関係を超えて心の底から大谷選手に尽くしていたと思います。
それがわかっていたから、大谷選手は借金を肩代わりしたのでしょう。
不安なアメリカ生活を支えてくれたのは水原氏だったのですよね。
例えビジネスパートナーだとしても(笑)、この恩を忘れることはないと思います。
エルヴィスだって、レッドとどさ回りした駆け出しの頃は本当に充実していた、まさに青春だったはず。
有名になってお金を稼いで、どんなに気をつけていても、いろんなことが起きてしまう。
それが人生。
またね。