ずずぶろぐ

ていねいでない暮らし

【雑記】父、またもや救急搬送<その3>

こんにちは、ずず(zuzu)です。

今日も入院中の父を見舞ってきました。

母を連れて。

 

昨日はショートステイの疲れもあったのか、母を見舞いに誘っても、

「怖い」

と言って断られ続けました。

ところが、今日は朝から何度たずねても一貫して、

「行く」

と言います。

おそらく、昨日は自宅で過ごして退屈したのでしょう。

 

小雨が降る午後、母の手を引いて病院に行きました。

来ないと言っていた母を見た父はとても喜びました。

すぐに適切な言葉が出てこない母は、父と握手しました。

認知症が進んだ母は、母なりの愛情と知恵で、知人と会うと握手をしたりハグをしますが、いつ見てもなんともいい雰囲気です。

 

父は4人部屋に入院していますが、話し相手がいないらしく、退屈しているようでした。

備え付けのテレビを見ていたので、

「談話室でテレビを見ればタダだし、他の退屈している患者さんと世間話ができるかもよ」

と言ってみましたが、乗り気ではありませんでした。

比較的社交的な性格で話し相手がいないと言うのは苦痛だと思います。

父は、

「今朝、先生に「食事は摂れましたか?」と聞かれたので、「食べたいと思わないので…」と話し始めると、「食べたか、食べなかったかだけを答えてください」とキツめに言われたよ」

としょげていました。

本人的には、"食欲がわかないので、食べなくても大丈夫だから食べていない"ということを伝えたかったようですが、先生が聞きたかったのは"食べたかどうかの事実"だけ。

先生はとにかく多忙なので、必要なことだけを知りたかったのです。

巡回のたびに高齢者から身の上相談を受けていたら、仕事が回りません。

患者の治療の最善を尽くそうと飛び回る医師と、医師に話を聞いてもらいたい高齢の患者の間の溝は、永久に埋まらないのです(笑)

 

日頃、自分の話しを聞いてもらえない不満やさみしさを感じている高齢者が、じっくりていねいに自分の話を聞いてくれて同情してくれる人に出会ったら…

詐欺や新興宗教に引っかかって、財産を失ってしまうんでしょうね。

言いたいことがあるのなら、ブログでも書いたらいいのに(笑)

またね。