ずずぶろぐ

ていねいでない暮らし

【雑記】父、またもや救急搬送<その4>

こんにちは、ずず(zuzu)です。

今日も入院中の父を見舞いました。

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お見舞いは午後じゃないとダメと言っているのに、

「もう行く? 今行く?」

と朝から何度もたずねる母。

昨日は機嫌よく一緒にお見舞いに行ったので、なんの不安もなく今日もふたりで出かけました。

 

今日は日曜日。

病院の売店がお休みなので、途中でコンビニに寄って新聞を買って差し入れようと計画していました。

ところが、うっかり病院に来てしまったため、病院近くのコンビニに歩いて新聞を買いに行くことにしました。

差し入れるためのお茶やオーエスワンなどのペットボトルを入れた手提げ袋を持っていたので、それを持ってコンビニに入るわけにはいかず、母に手提げ袋を持って外で待っているようにお願いしました。

それが母を混乱させてしまい、機嫌が悪くなってしまいました。

病院に入るからマスクを外そうとしたり、いつも以上にエレベータを怖がったり、

「もう行かない」

と途中で言い出したりする母を、やっとの思いで病室へ連れて行きました。

父とは何を話したのか忘れてしまいました。

 

洗濯物を受け取って帰ろうとすると、エレベータの位置がわからなくなってしまいました。

かなりの方向音痴の私は、病棟以外が消灯していたため、帰り道を見失ってしまったのです。

それに母は余計に怒り出しました。

機嫌を取りながら駐車場まで行くと、母はそこでパニック状態になりました。

駐車場の出入り口のポールにしがみつき、大騒ぎして動こうとしません。

お見舞い帰りらしき女性3人が心配そうに近づいてきたので、

認知症でパニックになっているんです」

と言うと、大泣きしている母の背中をさすって落ち着かせようとしてくれました。

涙目になっている私の背中もそっとさすってくれました。

世の中、心優しい人がいるんだなと感激しました。

 

このまま母がへたりこんだら、きっと立ち上がれないだろう。

そうしたら、また救急車を呼ぶことになってしまう…

座ってしまうことだけは避けたいと願っていると、母は立っていることに疲れたのか、そこから20歩程度のところに停めている車に向かって歩き出しました。

車に乗せてしまえば、騒がれてもとりあえず大丈夫です。

家に向かって走り出しました。

 

家に着いても、玄関に入るまでに騒がれては困るので、ふたりで車の中で過ごすことにしました。

暖を取るためエンジンをかけて車内テレビをつけ、私はスマホをいじったり、お互いウトウトしたりして過ごしました。

しばらくして、私はトイレに行くため家に入り、飲み物とおやつを持って車に戻りました。

おやつを食べた母は少し落ち着きました。

家に着いて1時間半くらい経ったころ、

「家に入らないの?」

と母が言い出しました。

ようやく家に入ることができました。

 

もう精魂尽き果てました。

人との関係は、いいときではなくよくないときを基準に考えるべきだと痛感しました。

誰にでもいいところ、好ましいところ、優れたところはあります。

ですが、闇の部分も持っています。

その人の持つ闇にどれだけ耐えられるか、そこに焦点を当てることが大切ではないかと。

今の母は常に錯乱しているわけではなく、50%は気分が安定していて、35%は機嫌が悪く、残りの15%は耐え難い。

50%のときは、まだまだ大丈夫、楽ちん楽ちんと感じ、

35%はなんとかやり過ごし、

15%で神経をすり減らす…

その繰り返しです。

 

今日の惨状を父にメールすると、電話が来ました。

父にあーだこーだと説明すればするほど、私の大変さは理解してもらえないと感じました。

施設入所となるとお金がかかります。

50%もいいときがあるのにもったいないという気持ちもあります。

うちに特養は回ってこないと思うので、もうしばらく在宅介護を続けようと思います。

またね。