ずずぶろぐ

ていねいでない暮らし

【雑記】91歳のおばあさん

こんにちは、ずず(zuzu)です。

今日は家族3人で内科に通院しました。

インフルエンザの流行もおさまったようで、混雑は緩和されていました。

 

診察が終わって母の手を引きながら待合室に戻ると、ひとりのおばあさんに話しかけられました。

「おいくつですか?」

と母の年齢を聞かれたので、

「83歳です」

と答えると、

「私は91歳です。耳が遠くて足が痛いのに、お嫁さんが朝は車で送ってくれるけど、仕事があるので帰りはタクシーで帰るんです。耳が遠いので先生の言うことが聞こえなかったりして困っているんです」

と不安を口にしました。

通院に家族が付き添っている老人を見るとうらやましいと思うそうです。

私は90代の方と話しをする経験がほぼないため、どう接していいか分からず、相槌を打って当たり障りのない会話をし、

「お大事に」

と言って別れました。

 

元職場に、月に1回、実家のお母様の通院のため有休を取る女性の先輩がいました。

1日に2〜3軒病院や美容院をはしごしながら、ランチを一緒に外食すると言っていました。

その先輩以外にも、男性でも同じような人が何人かいました。

その当時の母は歩行には問題はなく、父はもちろん元気でふたりで通院してくれていたので、私は両親の通院のために有休を取る必要はなく、みんな大変だなーとひとごとでした。

あれから数年、自分も同じ道を歩むことになるとは…

 

91歳のおばあさんが切実に通院の付き添いを必要として、胸が詰まりました。

通院の付き添いの待ち時間は、暇は潰せるけど家事や用事が何もできなくて、そもそも時間が読めないことがほとんどです。

家族に頼めない、頼むには気が引けるなら、有料のサービスやボランティアを利用できるのでしょうか。

おばあさんはまだ頭はしっかりしているからタクシーに乗れるけど、気持ちの上ではもう限界のようでした。

おばあさんの家族は、91歳だけどまだ元気でしっかりしているから大丈夫だと思っているのでしょうか。

おばあさんが安心して通院できるような制度があればいいのですが。

私に何かできなかったかと思いつつ…

またね。