こんにちは、ずず(zuzu)です。
『ABEMA Prime』の2023年10月9日放送(35分)、
『「私は母親を捨てたい」 認知症ケアを15年続ける娘の思いは? 家族と介護の呪縛は』
を視聴しました(リンクうまく飛べないと思います…)。
現在84歳の認知症の母親を、15年間ワンオペ介護している46歳の石橋さん。
ほぼ同年齢でほぼ同じ介護状態の母親を、私より10歳年下の方がひとりで面倒をみているなんて胸が詰まります。
大便を失敗する母親に絶望するのは、私もつい先日まで同じだったので、その大変さは痛いほどわかります。
我が家はかなり断捨離したので家の中はだいぶスッキリしていますが、石橋さんのお宅は雑然として掃除する心の余裕がないと見受けられました。
近くに住んでいれば、私に余裕があれば、駆けつけたい…
母親の年金7万円と実姉からの仕送りで生活しているとのことですが、どうして生活保護に該当しないのだろうと不思議に思います。
持ち家なのか?、なんだかんだと理由をつけられて断られたのでしょう。
石橋さんは介護うつで仕事には就いていないようですが、生活保護になれば医療費は無料になるので、母娘とも安心して医者にかかることができるのに…
特養に入れないのは、介護を請け負う同居の家族の存在でしょうね。
入所に際し、身寄りがいない人を優先するのは仕方ないと思いますが、認知症が進んでいる母親の要介護度が3から2になったことは意味不明です。
週1回デイサービスと、月2回(延べ10日)のショートステイを利用できていることだけは救いだと思います(ウラヤマシイ)。
「お母様のために(介護から)引いてほしい」
「逃げてください」
などと言うコメンテーターがいましたが、自分の親を反故にできないから悩んでいるわけで。
「ケアマネージャーに介護のつらさを伝えてほしい」
とも言われましたが、
「話はしているけど、ケアマネは母のケアマネであって、私のケア(が仕事)ではないので」
と石橋さんが答えているのを聞いて、まさに図星だと。
私がケアマネさんにいくら窮状を訴えても、それは介護では当たり前のことのように軽く受け止められてしまうのは、ケアマネさんは私のケアマネさんではないからなんですね(笑)
石橋さんは担当のケアマネのことを、
「いい方なんですけど」「よくしてくださっています」
とすぐに発言をフォローしていますが、その気持ちもすごくわかります(笑)
私は内心では、"介護のプロなのに、どうして具体的で有益なアドバイスをくれないのか"と、母のケアマネさんに対し常に苛立っていますが、物腰の柔らかい真面目な方なので、嫌味な自分を嫌悪することになるのです。
最後に心境を問われた石橋さんは、言葉に詰まっていましたが、それもすごくわかります。
口には出さないけど、"有識者からあれこれアドバイスをもらっても、それは当事者じゃないから言えること"と内心思ったんじゃないかな。
石橋さんは誰にも相談していないわけではなく、むしろ役所や福祉関係者に相談しているし、心療内科にも通うなど、自分でできることはしているように思えます。
ですが、申し込んだにも関わらず特養に入れないなど、思うようにことが進まないと、無気力になったり、不満が溜まったりするのも無理はないと感じます。
長くなってしまいましたが、人ごとではないドンピシャの話題だったので、感じたことを書いてみました。
またね。