こんにちは、ずず(zuzu)です。
今週はエレクトーンのレッスンがお休みでつまらないので、映画を観に行きました。
って、いつものことなんですが(笑)
映画館の予告編で何度も観て興味を持った、社会派ドラマ『WORTH ワース 命の値段』を鑑賞することにしました。
9.11同時多発テロの被害者や遺族に補償金を支払するにあたり、その補償額を査定して、被害者や遺族の同意を得るまでの物語で、実話だそうです。
アメリカ政府はテロの被害者や遺族を救済するため、税金で9.11被害者補償基金を設立しました。
国のためにと基金を分配するプロジェクトの責任者となった主人公の弁護士、ケン・ファインバーグ(ユダヤ系の設定?)は、約7千人もの補償を規則にのっとり、迅速かつ適切に処理していこうとしました。
しかし、基金の決まりごとは完璧とは言えず、全ての被害者や遺族に平等ではありません。
被害者や遺族と面接を行う優秀な部下たちは次第に疲弊していき、被害者の中心的人物(イタリア系?)とは対立し、合意のサインの数はなかなか増えていきませんでした。
補償金の申請期限は約2年後の2003年12月。
期限を過ぎると、補償金は受け取れないか、訴訟になるかどちらかになります(実際には、後年2回にわたり申請期間を設けた)。
補償金を受け取るべき人へ補償金を届けるために、ケンは少しずつ変わっていくのでした。
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映画の始まりはちょっと退屈でしたが、面接で遺族が悲しみや不満をぶちまけるシーンが始まると夢中になりました。
この作品は、2年という限られた時間の中で、補償金を受け取る権利のある人に補償金を受け取ってもらうという、強い使命感で働く人々の物語です。
私も長く事務職をしていたので共感しかなく、力が入ってしまいました。
観てよかったです。
9.11はこれからも繰り返し映画化されるでしょう。
ところで、各種保険金受け取りの時効は、たいてい2年とされていますよね。
金額のことや過失相殺で苦情を言う人でも、裁判にする人を除いてはほとんどの人が2年以内にサインをすると、保険会社の人から聞いたことを思い出しました。
またね。