こんにちは、ずず(zuzu)です。
年末に映画『ホイットニー・ヒューストン』を観たのですが、レビューが今になってしまいました。
私はホイットニーのドンピシャ世代のはずですが、ほとんど聴かずにきました。
なので曲はほとんど知らないし、どういう人物なのかも知りません。
印象に残っているのは、ボビー・ブラウンとセレブ婚したことと、早くに亡くなったことですね。
ドキュメンタリー映画『ホイットニー〜オールウェイズ・ラブ・ユー〜』(2018)も見逃していて、これまで縁のなかったホイットニーの歩んできた道を、今回初めて知ることができました。
この作品を絶対映画館で観たいと思ったのは、ホイットニーの母シシー・ヒューストンは、なんとエルヴィス・プレスリーのバックコーラスを務めたインスピレーションズのリードシンガーだったからです。
映画でシシーは、典型的な黒人女性の成功者として描かれていました。
そんな母親に英才教育のような形で歌のレッスンを受けたホイットニーは、母のコネもありましたが、敏腕プロデューサーに才能を認められデビューにします。
ホイットニーは歌手として大成功を収め、家庭を築き、それがうまくいかなくなっても支えてくれる人物がいました。
周囲にはクズ男もいたけれど、シシー、プロデューサーのクライヴ・デイヴィス、そしてレズ友(?)は、心からホイットニーのことを思っていました。
波瀾万丈の人生として描かれていて、実際そのとおりだったと思いますが、有名人になっても信頼できる人が何人もいたのは本当によかったのに…
また、スーパーボウルのシーンは圧巻、よいものを観せてもらいました。
ホイットニーとクライヴが、デモテープを聴いて選曲をするシーンが何度か出てきました。
初めはカセットデッキを前にあーでもないこーでもないと曲を選びますが、私の記憶が間違っていなければ、カセットデッキやウォークマンに変わり、ホイットニーが大人の歌を歌いたいと思うようになる頃はCDに変わっていました。
あんなふうに曲を決めていたんだなと思いましたね。
ホイットニーのクスリの問題が公になったとき、クライヴは自宅にホイットニーを招待しました。
ホイットニーのプライベートには関与しないと初めに言ったクライヴでしたが、マスコミがホイットニーの薬物問題を取り上げていると苦言を呈すと、ホイットニーは"ビートルズやエルヴィスより騒がれていいじゃない"的に開き直りました。
ここでエルヴィスがやっと登場(笑)
アレサ・フランクリンやジャーメイン/ジャネット・ジャクソンは先に言及されていたのに、エルヴィスはなかなか出てきませんでしたね(笑)
クライヴはホイットニーのプライベートに口出しするかわりに、自分のプライベートも明らかにしたのでした。
さて、どうして私はホイットニーの歌を聴かなかったのか、それを国家斉唱のシーンで確信しました。
ホイットニーは声量がありすぎて、歌が上手すぎたからです。
映画を観る前も観た後も、私の好きな曲は変わらずコレです↓
切なく熱く歌い上げていてドラマディック、R&Bのラブバラードとして名曲だと思うんですけど、映画ではホイットニーの代表曲の扱いではなかったですね。
若いときはポップスやディスコ寄りで、その後歌い上げるソウルシンガーになっていたと思いますが、R&Bの路線(歌詞や歌唱だけでなく、サウンドやリズムも重視するの意)がホイットニーには合っていたと思うのですよね…
そしたら、ホイットニーの大ファンになっていたのに。
またね。