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【ドキュメンタリー】ハリー&メーガン(2022年) エピソード5の感想など<その1>

こんにちは、ずず(zuzu)です。

今日はNetflixオリジナルドキュメンタリー『ハリー&メーガン』の感想の続きで、エピソード5を視聴して考えたことなどを書いていきますね。


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エピソード5

エピソード5は、アーチー王子が迷路を走り回るところから始まります。

メーガン妃は自分はすばらしい子ども時代を過ごしたけど、さみしさを感じることも多く、アーチー王子には自分が夢見たたくさんのいとこや親戚を作ってあげることができると思ったそうです。

そんなメーガン妃にとって、2018年、故エリザベス女王の私邸サンドリンガム・ハウスに王族が集まって過ごしたクリスマスは最高の経験でした。

 

しかし、その頃メーガン妃に対する世間のバッシングは加速していき、腹違いの姉同様、実父までもがメディアに登場して、信じられないことに王室を批判しました。

困ったメーガン妃は、相談した故女王やウィリアム皇太子から父に手紙を書くように勧められましたが、その私信はすぐにタブロイド紙によって公開されました。

夫妻はその会社を訴えましたが、王族は(トラブルを)静観するものだとして、またもや反発を招きます。

それを契機として、夫妻はイギリスを離れようとします。

 

2019年のクリスマスは王室の伝統に従わず、一家はサンドリンガムではなくカナダで過ごしました。

その後夫妻は、ロイヤル・ロタ(王室を優先的に取材できる記者クラブで、同時に王室の広報としての役割を果たす)から遠く離れたカナダに移住し、王室から経済的自立をした上で、公務に従事することを希望し、王室に説明しようとしました。

チャールズ国王からその計画を文書にするよう言われ、正月3が日を費やしてメールを作成して送ったそうです。

メールには、計画が実行できなければ公爵位を放棄すると記しました。

しかし、そのメールも5日後には新聞の一面を飾ります。

王室がマスコミに情報を流しているのです。

他の王族のゴシップを書かれるくらいなら、メーガンを叩いて紙面を埋めるのをよしとしていると言います。

追い詰められた夫妻は、公務を減らしつつも、経済的に自立するという声明を出しました。

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王室がクリスマスをサンドリンガムで過ごす習慣があることは、映画『スペンサー ダイアナの決意』を鑑賞して知りました。

zuzuzblog.hatenablog.com

『スペンサー』はフィクションとはいえ、ダイアナ元妃や子どもたちがあまりに気の毒だったため、止むに止まれず元妃のとった捨て身の行動は爽快であり、共感しました。

ところが、ドキュメンタリーではハリー王子が、サンドリンガムにはたくさんの幸せな思い出があると言っているので、『スペンサー』はフィクションで間違いないようです(笑)

 

一家が他国に移住し経済的自立するというのは、自国に嫌気がさしただけでなく、王室には税金が投入されているのだから、私生活を見せろ、何を書かれても撮られても文句は言わせない、どうせ王室は反論しないとつけ上がっているマスコミや国民が許せないのでしょう。

マスコミを訴えたことは、王室の方針ではタブーでした。

しかし、アメリカ人のメーガンは、ただじっと我慢することはできなかったのだと思います。

日本の皇室も同じですね。

税金で生活しているくせにと言われ続ければ、一時金は辞退するので放っておいてください、となるわけです。

王室の反論しない姿勢は、要は相手にしないということで、相手にする価値がない人間たちとみなしているということだと思います。

いちいち反論して神経をすり減らすより無視を決め込むほうが、かかる時間(とお金)を節約して、別のことに回すことができますし。

日本の芸能人を見ても、スルー力のある人は長年生き残っている気がします。

売られたケンカを買わないことが、上流階級としての生き方なのでしょう。

金持ちケンカせずって言いますしね(笑)

 

最後にちょっと余談。

'アーチー'という名前は勝手な推測ですが、メーガン妃がイギリスっぽい名前を提案したのかもしれません。

私はすぐに、少女漫画『キャンディ♡キャンディ』のアーチーボルト・コーンウェルというキザな青年を思い出しました(笑)

キャンディはイギリスの孤児でしたが、調べてみるとアメリカ生まれで、赤毛のアンのようにたくましく生き、確か恋人を追ってアメリカに渡ったと記憶しています。

大西洋をまたにかけた恋…

孤児ではありませんが孤独を感じることが多かったメーガン妃は、上昇志向が強いあまり、キャンディのような激しい生き方をしてしまうのかもしれません。

またね。