こんにちは、ずず(zuzu)です。
前回は、エレクトーン教室の休学を決めた経緯を綴りました。
今回は、エレクトーンの購入を相談したときに聞いた、興味深い話を書いていきますね。
エレクトーンがほしい
2021年11月21日、ペットの老犬が息を引き取ってから、私はペットロス症候群という深い闇に、まんまと堕ちてしまいました。
翌12月は、老犬の介護のため、エレクトーン教室を休学することにしていましたが、休学する理由はなくなりました。
しかし、レッスンを再開する気にはとてもなれず、12月は予定どおりエレクトーン教室を休学することに。
休学中は、1月から復帰するか、エレクトーンを買うかなどを延々と考えていました。
中古品をフリマサイトやリサイクルショップで探しましたが、送料の関係で割高になりそうだったり、そもそも希望の機種は品薄でした。
老犬が去って以降、人生や時間は有限であるという至極当然のことを深く考えていた私。
そしてついに、エレクトーンの購入を迷っている時間はもったいないという境地に達しました。
”エレクトーンを買って飽きてしまったら、売ればいい”
”今必要なものは、今買って、今使う”
断捨離やミニマリズムを自分に都合のいいように解釈して、エレクトーンを購入することにしたのです。
12月某日、ヤマハ音楽教室で例のベテランスタッフの女性に相談しました。
私の希望の機種は、ELC-02一択。
カジュアルモデルと言われる型式で、エレクトーンで唯一ポータブル(組み立て式で持ち運び可能)タイプです。
なぜカジュアルタイプ一択かと言うと、家族にエレクトーンを購入したことを知られたくないので、自宅の2階の自室に自力で運べることが条件だからです。
エレクトーンを本格的に学ぶ場合は、通常ELS-02かELS-02Cを購入するようですが、分解できないため業者搬入・設置となるようです。
そもそも、ELSシリーズは高価で、大人のエレクトーン初心者の私には手が出ません。
カジュアルモデルが発売されていてよかったと心から思いました。
気になったのが、ELC-02が発売されたのが2016年12月で、すでに5年が経過していることです。
モデルチェンジですぐ型落ちになったらどうしよう〜と心配ですが、昔は頻繁にモデルチェンジがあり、ユーザーから不満の声が上がったため、現在は控えているようでした。
日本製品は自動車や家電、パソコンなど、機能やデザインのカスタマイズを繰り返す傾向があるので、エレクトーンに関しては一応安心していますが、この先どうなることやら。
ピアノは一度購入すればずっと弾けますから、ピアノのほうが安心して購入できますね。
中高年の楽器購入は秘密裏に
私がELC-02を購入したいというと、ベテランスタッフは少し高価でも音質の優れたELSシリーズを推してきました。
しかし私は、家族に購入を知られたくないので、家族が留守の日に自分ひとりで2階に運び入れたい。
だから、選択肢はカジュアルモデルしかない。
ついては、エレクトーンは自宅ではなく、ご迷惑をおかけするがこちらの教室に届けてもらい、自分が車に積んで自宅に持ち帰ることを、何度も何度も説明し了解してもらいました。
そのとき、ベテランスタッフから興味深い話をうかがったので、シェアしますね。
大人の、中高年の楽器購入は、私のようなケースは特殊ではないようなのです。
まず、男性Aさんのケース。
Aさんはピアノ未経験で、年齢はわかりませんが定年退職後と察します。
Aさんはピアノを購入する際、「息子に知られたくない」と何度も言っていたそうです。
息子に黙ってピアノを購入して、結局バレてしまったのですが、別に揉めたりはしていないそうです。
気恥ずかしさがあったのでしょうかね。
次に、女性Bさんのケース。
ご主人に内緒でフルートをこっそり購入したそうです。
フルートは小さいので、隠し通せますね(笑)
代金は月謝に上乗せして、月賦にしたそうです。
最後に、女性Cさんのケース。
Cさんはエレクトーンの買い替えでした。
古いエレクトーンを買い替えたいけど、ご主人の同意が取れないということで悩んでいたそうです。
そこで、Cさんとベテランスタッフが出した答えが、ご主人の留守中にエレクトーンを入れ替えるというものでした。
買い替えたことなど気にも留めないだろうと考えたのです。
結果、作戦は大成功、いまだにご主人はエレクトーンを買い替えたことに気づいてないそうです(笑)
中高年が楽器を習い始めることは、気恥ずかしく、贅沢なことなのでしょうか。
子どものようなスピードで上達するはずがなく、ましてモノになるはずもない。
お金にもならないし、むしろ金食い虫。
練習時間を確保して、地道に練習しなければならない。
何を今さら、散歩かボランティアでもしてればいいのに…
特に私の場合、親にエレクトーンを始めたとは言い出しにくい。
子どもの頃、お金をかけて習わせてもらい、発表会やグレード試験でも出費がありました。
それなのにモノにならなかったという申し訳なさ。
でも、バレたらそのとき、別に悪いことをしているわけではないし、自分のお金でやっている、と開き直ってはいますが。
とにかく、いい年をした大人が楽器を始めるのは、ハードルがとてつもなく高く、楽器を家族にバレないで購入するのは、(悪)知恵が必要だということがよくわかりました。
次回は、エレクトーンが我が家にやってきたことについて書く予定です。
またね。