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ていねいでない暮らし

『健康もマネーも人生100年シフト!勝間式ロジカル不老長寿』で自分の老後を考えてみた①〜プロローグ

こんにちは、ずずです(zuzu)です。

2021年7月、満を持して、経済評論家の勝間和代さん人生100年時代の生き方をまとめた本を出版されましたので、キンドル版を購入しました。

人生100年時代の人生設計の必要についてはリンダ・グラットン他著『ライフ・シフト』が有名ですが、現代人の多くが100歳まで生きる可能性が高いことは、(意識高い系の中では)当然の認識ではないでしょうか。

勝間さんは近年、ロジカル調理をはじめとしたライフハック本を多数出版されていますが、本書は50代の自分に刺さりましたので、本書をきっかけに自分の老後を具体的に考えてみようと思いました。

長生きリスクと真正面から向き合い、そのリスクをどうやってマネジメントするかを考えた本

プロローグで自分が気になった箇所を抜粋しました。

定年後は暇すぎる(らしい)

定年後の弊害が書かれていますが、自分は退職後に暇だと思ったことは一度もありません。いつも時間が足りないと感じているため疑問でしたが、勝間さんはそれは一般的に男性に特徴的なもので、女性には当てはまらないとのこと。

やっぱり、と思ったのは、今ジムの入会を検討していまして、プールのある比較的規模の大きいスポーツクラブを見学したときのこと。プールわきの円形のジャグジーが、自分と同じ50代からそれ以上の年齢の男性でいっぱいだったのです。輪になっておしゃべりに興じていたのか分かりませんが、芋の子を洗うという表現がぴったりの光景で、プールがガラガラだったの対照的でした。それで、そのスポーツクラブは入会候補にもなりませんでしたが、この一件で女性専用フィットネスの必要性を身をもって理解できました(それはそれで色々あるけれど)。この件は、後に本書に出てくる高齢者差別の感情とも言えるため、ここに書くことをためらいました。それでも大変失礼ですが、嫌なものは嫌なのです。これはもう生理的な嫌悪なので、私にはコントロールしようがありません(笑)。ので書いてしまいました。

体力の低下は人によってかなり違う

勝間さんは40代前半までは体力に自信があったそうですが、自分は37歳のとき体力が落ちたことをはっきりと覚えています。急に体力がガタッと落ちたという表現がぴったりで、このとき初めて老いを自覚しました。どうやら自分は老化のスタートが早いみたいです。

38歳くらいの時、近視のレーシック手術を受けましたが、そのときすでに老眼が始まっていると指摘されました。検査で手元の本と目との距離を何度も測定されました(笑)

更年期を自覚したのは40歳くらいで、軽いホットフラッシュや動悸がありましたが、5年くらいで症状も過ぎ去っていきました。周囲の同世代が50歳前後から更年期の症状が出ているようなので、老化が早く始まる体質なのは間違いないと思っています。

それでも白髪は少ない方でしたが、10年くらい白髪染めをして今は止めています。そのため、若い人からは白髪が多い人と思われているかもしれませんが、少ない方です(強調)。自分は白髪より薄毛が心配なので、今のうちにおしゃれ染め(死語)を楽しめればと思いますが、資金と勇気が不足しています(笑)

昔と比較して老化のスタート時期は多少伸びているのかもしれませんが、寿命はそれ以上に伸びている。つまり、体力が低下しても生きていかなければならない時間が、昔より格段に増えているということですね。恐ろしいことです。

長生きするには仕事を続けようと言うけれど

自分は広義にはアーリーリタイア(早期退職)に含められるのかもしれませんが、要はただの自己退職で資産や収入が十分になく、ゴルフや美食、旅行や別荘遊び(って何ですか?)はしていませんし、そもそもそんな優雅な友人はいないのでできません。一方で、YouTubeやネットニュースはつい見てしまいます。貧者の暇つぶしなんでしょうか?

面白いのは勝間さんが仕事について、

仕事というのは、人の役に立ちながら相手から報酬をもらえる、という、ある意味、非常に優れた仕組みがあるのです。

ゴルフや旅行も面白いといえば面白いのですが、結局、自分からお金を払って楽しむものに過ぎません。

とおっしゃっていること。

これは自分が長く苦しんでいたことかもしれません。人生の長い時間を奪われる仕事で稼いだお金をただ消費(浪費)するのが辛かった。仮に給与収入を投資に回していたとしても、投資が趣味ではないのでモヤモヤしていたと思います。相手に喜ばれてお金をいただく充実感がない仕事に対してモチベーションを維持するのは、自分にはとても困難なことでした。最低限の生活費があれば仕事を続ける必要はないとの考えから退職しましたが、生活をダウンサイジングすることについて、勝間さんはこの著書の中で反対意見を述べています。自分は現在、ミニマリズムの思想に傾倒しているので、ここは見解の相違が生じています(笑)。

人生100年時代の幸せの条件

本書で勝間さんは、私たちが100歳まで生きる、もしくはそれ以降も寿命が続くという、人生100年時代に幸せに生きるための3つの条件を掲げています。

その1

   身体的リスクを最小限に抑え、はっきりとした頭と健康な体で過ごす自由を持つこと

その2

   金銭的リスクを抑え、一生の間、フロー収入の範囲で暮らせる自由を持つこと

その3

   社会的リスクを抑え、家族や友達、そして社会と円満な関係を保ち、孤独にならないこと

次回はその条件について感じたことを書いていこうと思います。

 

またね。