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【大人のエレクトーン/映画】新曲『メリー・クリスマス・ミスター・ローレンス』がまだ仕上がっていない件

こんにちは、ずず(zuzu)です。

今日はエレクトーンのレッスン日。

新曲『メリー・クリスマス・ミスター・ローレンス』を未完成ながら引く予定です。

新エレクトーン・レパートリー 8級

新エレクトーン・レパートリー 8級

  • ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス
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先日逝去された坂本龍一さんが映画戦場のメリークリスマスのために作曲した名曲です。

坂本さんの訃報を受け、この曲を弾いた子どもの生徒さんがいたことを先生から聞きましたが、私は課題曲で最後に残った曲になります。

オリエンタルでエキゾチックな旋律が、映画の舞台であるジャワ島のアウェイ感をよく表していると思います。

エレクトーンアレンジの音が特にいいので、弾いていて楽しく、坂本さんがどんな気持ちでこの曲を完成させたのかなーと想像しながら練習しました。

 

映画戦場のメリークリスマス(1983年)はイメージだけが残っていて、内容をほぼ忘れてしまったので、Amazonプライムビデオを視聴すると、気づきがたくさんありました。

占領下の南の島であっても精神的に余裕のない日本軍の凄惨な暴力と、捕虜となっても故郷の歌を合唱して希望を捨てない西洋人の対比は、もはや滑稽といえます。

いずれ日本が敗戦となるわけで、観ていて悲壮感が漂ってきます。

そしてありきたりですが、キャストがすごすぎる作品です。

若き日の坂本さんとデヴィット・ボウイが共演しているなんて、今となってはお宝ですよね。

北野武さんも初々しい。

最期までユーモアを忘れない役柄はピッタリでした。

海外ロケで外国語のセリフが多くて、本当に大変だったと思いますが、みなさんキラキラ輝いていました。

日本人の生態を鋭く世界に発信した大島渚監督は、晩年ご意見番のようにテレビに出ていましたが、映画製作に疲れてしまったのかな…

なーんて、自分も歳をとったので、反戦を深く胸に刻みつつも余計なことを考えながら鑑賞したのでした。

またね。