こんにちは、ずず(zuzu)です。
『ヒルビリー・エレジー』を1週間以上かけて読んだり、なんだかんだで、『Elvis:What Happened?』の読書が進んでいませんでした。
第10章の終わりにトム・パーカー大佐に言及したことで、エルヴィスとレッド・ウェストのダサくもキラキラした青春がとうとう終わりを迎えたと思い、気が乗らなかったこともあります。
というわけで、第11章を読み始めたばかりですが、感想などを書いていきたいと思います。
第11章の初めは、主にエルヴィスの初期の女性関係についてが書かれていました。
とにかくシャイだったエルヴィスは、女性のことではマイルールを作っていたりもしましたが、決して女性を上からで扱ったりしなかったと、レッドは語っています。
レッド曰く、エルヴィスの兵役前までのガールフレンドは、ディクシー・ロックとアニタ・ウッドのふたりだけで、ふたりとも南部の魅力的で可愛らしい女の子だったそうです。
そんなエルヴィスが、1955年の終わり頃から、ある出来事をきっかけに徐々に変化し始めます。
平たく言うと、女性に対して遠慮がなくなったのです。
ある出来事とは、エルヴィスとレッドがメンフィスでピンク・クラウン・ヴィクトリアに乗っていて、ふたりの女の子をナンパしたときのことです。
レッド曰く、ふたりの女性とは面識があったかもしれないとのこと。
レッドは(ソニー・ウェストやデイブ・ヘブラーもそうですが)、著書に登場する女性を美しいとか可愛いとか形容しているのに、実際はわかりませんが、そのふたりについてはただの遊び相手としてしか書かれていません(笑)
ともかく、そのふたりの女の子を、レッドがお母さんと暮らす低所得者向けのアパートに連れ込みました。
レッドのお母さんはレッドのお父さんと離婚して、一日中働いており、その日は留守でした。
それでレッドは自分の部屋に、エルヴィスはレッドのお母さんの部屋に、それぞれ女の子としけ込んだのです。
レッドは事が上手く運んだようですが、突然お母さんの部屋から叫び声と、物が壊れる音と、笑い声が聞こえたので、パンツを履いて(笑)駆けつけました。
すると、なんとお母さんのベッドの板が割れていました。
背中が痛いというお母さんのベッドを買い替える余裕がなくて、レッドがマットレスの下の板を補強していたそうですが、ふたり分の過重には耐えきれなかったようです(笑)
エルヴィスはどうやら目的を達成できなかったみたいで、レッドはクククと思い出し笑いをしています。
ーーーーーーー
第11章で、私はふたつの間違いに気づくことになりました(笑)
ひとつめは、プリシラと出会った頃のエルヴィスの恋わずらいの相手は、アニタ・カーターではなく、アニタ・ウッドだったこと。
※過去記事は訂正します。
なんか変だなとは感じていたのですが、まさか同じ名前だとは思わないじゃないですか(笑)
アニタ・ウッドはめちゃ可愛らしく美しい女性ですね。
ネット情報が正しければ、現在86歳です。
ディクシー・ロックは同じく現在83歳で、2019年に撮ったプリシラとのツーショット写真を見つけて、若い頃よりチャーミングで美しいのにビックリしました。
どうやったらあんなマダムになれるんだろうと思うくらい素敵な女性です。
もうひとつの誤りは、レッドは父子家庭ではなく、母子家庭だったという点です。
過去記事では、レッドにはお母さんがいなかったと、ものすごく感傷的に書いています。
勘違いも甚だしいですが、ここまでになると笑っちゃうレベルなので、こちらの記事は残しておこうと思います。
それにしても、レッドは当時カレッジの学生だったはず。
お母さんが働きづめなのに、エルヴィスのお供をしていて大丈夫だったんでしょうか…
またね。