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映画『エルヴィスとニクソン 〜写真に隠された真実〜』(2016年)エルヴィスの突飛な行動<その2>

こんにちは、ずず(zuzu)です。

久々にツボってしまった映画『エルヴィスとニクソン 〜写真に隠された真実〜』について、一昨日の続きを書きたいと思います。

zuzuzblog.hatenablog.com


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国に社会貢献しようと思い立ったエルヴィスは、たったひとりでメンフィスの空港に行き、なぜかロサンゼルス行きの航空券を購入しようとします。

しかし、ある事情で身動きが取れなくなり、ハリウッドのパラマウントで仕事中のジェリー・シリングに連絡を入れ、なんとかハリウッドの自分の自宅にたどり着きました。

そこから、ジェリーの手配でワシントンDCに向かいましたが、目的はホワイトハウスだからメンフィスから直行便でワシントンDCに行けばいいのに、なぜわざわざ西海岸へ行ったのか?

エルヴィスは最初からジェリーを頼るつもりだったのでしょうが、そこのところはよくわかりませんでした。

―――――――

プリシラプレスリー著『Elvis and Me』では、エルヴィスが本当にひとりで外出したこと、そしてジェリーから聴いた話として、その後エルヴィスのとった行動が説明されていました。

エルヴィスがグレイスランドを飛び出した日、プリシラはエルヴィスが父ヴァーノンと議論しているところを目撃します。

パーカー大佐が結んだ契約に激昂したエルヴィスは、そのまま外出し帰ってきませんでした。

エルヴィスはたったひとりで民間機に搭乗しワシントンDCに飛びましたが、ひどい風邪を引いてしまい、服用した抗生物質の副反応に苦しみます。

しかし、当然グレイスランドには連絡できません。

そのため、民間機でロサンゼルスに向かい、経由地のダラスからハリウッドで仕事をしているジェリーに、ロスの空港に医者を連れてきてほしいと依頼します。

そして結局、ジェリーはホワイトハウスに同行し、取り巻き時代のようにエルヴィスに尽くしました。

そもそもエルヴィスが麻薬取締官のバッジを欲しがったのは、エルヴィスが雇用した私立探偵が、そのバッジを所持していたことに始まります。

その私立探偵から、バッジが欲しいなら麻薬取締局副長官フィンレイターに会うべきだと言われたため、エルヴィスはひとりで面会に行ったのでした。

 

大統領執務室(オーバル・オフィス)には、映画と同じく、先にエルヴィスだけが入室しましたが、おそらくエルヴィスの申し出を大統領が許可したことで、1分もしないうちにジェリーとソニーも入室することができたそうです。

そのときエルヴィスはくつろいでいた様子だったとのことでした。

 

プリシラによれば、エルヴィスは確かに世のため人のため国家のためにできることをしたいという純粋な気持ちを持っていましたが、エルヴィスにはバッジを収集したいという欲望のほか、処方薬と拳銃の所持を正当化したいという目論みがあったとのことです。

周囲を煙に巻いて突飛な行動に出たエルヴィスでしたが、このことについてはグレイスランド内で誰も言及することはなかったそうですよ()

またね。

国に社会貢献しようと思い立ったエルヴィスは、たったひとりでメンフィスの空港に行き、なぜかロサンゼルス行きの空港券を購入しようとします。

しかし、ある事情で身動きが取れなくなり、ハリウッドのパラマウントで仕事中のジェリー・シリングに連絡を入れ、なんとかハリウッドの自分の自宅にたどり着きました。

そこから、ジェリーの手配でワシントンDCに向かいましたが、この空路がよくわからなくて…

ホワイトハウスに行くのだから、メンフィスから直行便でワシントンDCに行けばいいのに、なぜわざわざ西海岸へ行ったのか?

エルヴィスは最初からジェリーを頼るつもりだったのでしょうが、そこのところはよくわかりませんでした。

―――――――

プリシラプレスリー著『Elvis and Me』では、エルヴィスが本当にひとりで外出したこと、そしてジェリーの話として、その後エルヴィスのとった行動が説明されていました。

エルヴィスがグレイスランドを飛び出した日、エルヴィスが父ヴァーノンと議論しているところをプリシラは目撃したそうです。

パーカー大佐が結んだ契約に激昂したエルヴィスは、そのまま外出し帰ってきませんでした。

エルヴィスはたったひとりで民間機に搭乗しワシントンDCに飛びましたが、ひどい風邪を引いてしまい、服用した抗生物質の副反応に苦しみます。

しかし、当然グレイスランドには連絡できません。

そのため、民間機でロサンゼルスに向かい、経由地のダラスからハリウッドで仕事をしているジェリーに、ロスの空港に医者を連れてきてほしいと依頼します。

そして、ジェリーは結局ホワイトハウスに同行することになりました。

そもそもエルヴィスが麻薬取締官のバッジを欲しがったのは、エルヴィスが依頼した私立探偵が、そのバッジを持っていたことに始まります。

その私立探偵から、バッジが欲しいなら麻薬取締局副長官フィンレイターに会うべきだと言われたため、エルヴィスはひとりで面会に行ったのでした。

 

ホワイトハウスのセキュリティは、映画と同様に厳しく、大統領執務室(オーバル・オフィス)には、映画と同じく、先にエルヴィスだけが入室しましたが、おそらくエルヴィスの申し出を大統領が承認したことで、1分もしないうちにジェリーとソニーも入室することができたそうです。

そのときエルヴィスはくつろいでいたそうですが、この謎の1分未満の時間を、エルヴィスとニクソンの会見として創作されました。

 

プリシラによれば、エルヴィスは確かに世のため人のため国家のためにできることをしたいという純粋な気持ちを持っていましたが、エルヴィスにはバッジを収集したいという欲望のほか、処方薬と拳銃の所持を正当化したいという目的があったとのことです。

周囲を煙に巻いて衝動的な行動に出たエルヴィスでしたが、それ以降、このことについてグレイスランド内では誰も言及することはなかったそうですよ()

またね。