ずずぶろぐ

ていねいでない暮らし

エッセイ『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』

こんにちは、ずず(zuzu)です。

Kindle UnlimitedのAIによるおすすめで、芸人である阿佐ヶ谷姉妹のエッセイ『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』を読みました。

だって、このブログを書いている6/6現在、Amazonのレビューが3,341件で星4.5評価ってすごくないですか!?

軽く読めそうですし、読まないわけにはいきませんでした。

↑画像暗いので撮り直します

姉のエリコさんと妹のみほさんのエッセイが交互に綴られており、途中、おふたりが執筆した短編小説が入り、ラストは対談で締めるという構成でした。

先にエッセイだけを、時に吹き出しながら読み進め、対談を読んでから、最後にとっておいた小説を読みました。

この順番に読んでよかったです。

おふたりのお人柄や嗜好を理解してから小説を読んだわけですから、より心に刺さりました。

先に読んだみほさんの作品は、どこまでが現実でどこからがファンタジーかわからなくなるほど巧みで、ゼリーの表現が垂涎で、愛らしいお話でした。

次に読んだエリコさんの作品は、さすがは文学卒、人物のキャラが立っていて、情緒があり読ませる純愛小説でホロリとしました。

久しぶりに小説を読んだせいもあり、物語っていいな、本でなくて漫画でもいいから読もうと思わされましたね。

芸人さんの書いた本は、当たりが多いです。

 

おふたりが同居していたのはなんとなく知っていましたが、6畳1間のアパートでのふたり暮らしのエピソードには驚くばかりでした。

仕事も一緒で、帰ってからも一緒なので、きれいごとだけではすまないですよね。

のほほんとしているのはエリコさんで、しっかりしているのはみほさん。

犬タイプの寂しがりやで、ひとりでいるよりは誰かと一緒がいいエリコさんと、猫タイプで時にひとりになりたくて姉をまいたり、駅前の西友に避難するみほさん。

それぞれが折り合いをつけながらのふたり暮らしですが、それでもスープの冷めない距離に気のおけない友人がいるのは、女性は特に心強いですよね。

うらやましいと感じるのは私だけでしょうか?

 

本書の中で、エリコさんはみほさんのことを”みほさん”と言い、みほさんはエリコさんのことを”姉”と言っています。

この関係性は、”みかさん””姉”と呼び合う叶姉妹を彷彿とさせますね(笑)

定番の淡いピンクのドレスの衣装は、林家ぺー・パー子さんとは違った味わいがあります。

 

本書は去年、NHKでドラマ化されていました。

全く知らなかったので、再放送があれば見逃さないようにしたいです。

プリーズ、再放送、NHK様〜!

またね。