ずずぶろぐ

ていねいでない暮らし

モータウンらしくて大好きな、モータウンヒットソング🎶Best5+α

こんにちは、zuzuです。

ソウルミュージックの中でも、長らく、古き良きモータウンサウンドを愛しています。

今日は、zuzuが何度聴いても“この曲、モータウンらしくて好きだわ〜♡“と感じる、“軽快なリズム×洗練されたメロディ×痺れるヴォーカルの曲“を選んで、勝手に番付してみました。zuzuって暇人だな〜と思って読んでいただけれ本望です(笑)

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では、5位からカウントダウンします。

5位『エイント・トゥー・プラウド・トゥ・ベッグ』テンプテーションズ(1966年)

テンプテーションズといえば、映画のテーマソングになった『マイ・ガール』が有名ですね。クラウド・ナイン』は渋くてカッコいいし(特にアカペラのところ)、『ゲット・レディ』はかつて女性ボーカルグループ、ノーランズがカバーして大好きでした。ですが、モータウンらしさではAin't Too Proud to Beg』を推します。脱力して歌っている感じがいいんです。

この記事を書くにあたって色々調べていたら、なーんとなんとテンプテーションズがブロードウェイでミュージカル化されていました! すごーい! 観に行きたい! 気づけただけでもブログ書いててよかった。その名も『エイント・トゥー・プラウド』(笑) 。映画『ボヘミアン・ラブソディ』(2018年イギリス・アメリカ)みたいに、代表曲が題名になってる! 評判もいいみたいだけど、このご時世、ニューヨークは無理だよね‥‥

4位『アイ・セカンド・ザット・エモーション』スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ(1969年)

モータウンのメンバーの中では色素が薄いせいか(?)、日本の演歌歌手のような、気のいいオッチャン風のスモーキー。ハスキーボイスが特徴でいい味出します。モータウンの副社長として君臨活躍してきました。

そんなスモーキーが、モータウンらしい旋律の『I Second That Emotion』を歌うと、肩の力が抜けてやっぱりゆるくて、でも洗練されていて、モータウンらしいなと思います。

ラクルズ時代の『ユーヴ・リアリー・ゴッタ・ホールド・オン・ミー』に関しては、もはやビートルズのカバーの方が有名ですよね。

3位『Three Times A Lady』コモドアーズ(1978年)

R&B界では、ヴォーカルのライオネル・リッチーのポップス調の曲と歌い方が、賛否両論のようですね。ソウルミュージック特有の泥臭さが少ないためか、日米を問わず根強い人気があるような気がします。特に男性における彼のCDの所有率は高いと見ています。zuzuもライオネルのベスト盤のCDは断捨離していません。名曲多くて、たまに聞きたくなるんですよね。

ランキングにはコテコテのラブバラードのこの曲を選びました。脱力感がハンパない『Easy』と迷いましたが、個人的な好みでこちらに。ちなみに、全米のポピュラーチャートとR&BチャートでNo.1を獲得した名曲です。そういえば、モータウンっぽいバラードってあまり思いつかないかも。ゆったりとした3拍子に乗せた甘い歌声に、チークタイムに盛り上がったであろう曲です。

2位『帰ってほしいの』ジャクソン5(1969年)

10代の頃、FMラジオから流れてきたこの曲を聴いて、衝撃を受けました。時期的にはマイケル・ジャクソンのソロアルバム『スリラー』より少し前だったと思います。ソウルフルでダンサブルで歌唱力抜群のこの曲をきっかけに、少年時代のマイケルとディスコソングのジャクソンズにしばらくハマってしまいました。キッズならではの『ABC』と迷いましたが、初めて聴いたときのインパクトの強さで『I Want You Back』を推しました。

この曲は、三浦大知さんが少年時代に加入していたFolderがカバーしていますが、フィンガー5が再来したかのようなファンキーさでした。最近では、韓国の女性グループTWICEのカバーもキュートで完璧でしたね。

1位『アイ・キャント・ヘルプ・マイセルフ』フォー・トップス(1965年)

フォートップスはその名の通り、男性4人のボーカルグループです。テンプテーションズとの見分け方は、ズバリ人数です(笑)。

強いメッセージを感じる『リーチ・アウト・アイル・ビー・ゼア』が有名ですが、zuzuは“シュガーパイ、ハニーバンチ(小枝ちゃん)“から始まる、虫歯になりそうな、ゆるくてモータウンっぽいメロディのこの曲がめちゃくちゃ好きです。この曲を聴くと、月並みですが前を向くことができるのです。なんくるないさーって思えるんですよね。

そう思えるのは、映画『ソウルガールズ』(2012年オーストラリア)で、主人公のソウルミュージック好きの白人男性が、この曲を幸せそうに歌う姿に、少しだけ自分を重ねることができたから。zuzuは上手く歌うことはできませんが、主人公と同じようにソウルミュージックを愛しているので、通じ合うものがあるのです。

映画『ソウルガールズ』については、映画評論家の町山智浩さんが見事に素敵な解説をしてくださっています。背景のベトナム戦争や、アメリカ人がソウルミュージック大好きなことなど大変博識で参考になりました。

おっと、映画の話になってしまいましたね。モータウンらしい親しみやすさで、『I  Can't Help Myself』がzuzuのナンバーワンでした。純烈さん、フォートップス歌ってくれないかな〜♪(個人的願望)

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ここまで、いかがだったでしょうか。個人的思い入れの強いランキングになりましたが、あれ?あの偉大なシンガーが入っていないのはおかしい!と思った方はいらっしゃいますか。

そういう方がいらっしゃると過程して、以下、戦略的パートナーに番外編を記述しますね(笑)

番外その1『ポップス・ウイ・ラブ・ユー』ダイアナ・ロス/マーヴィン・ゲイ/スモーキー・ロビンソン/スティービー・ワンダー(1978年)

ティービーに関しては、どの時代も斬新で個性的な曲を生み出していて、好きな曲がたくさんありますが、モータウンらしさという観点で選曲を迷いました。初期の曲かなと思うのですが、『アップ・タイト』?『太陽のあたる場所』?『フォー・ワンス・イン・マイ・ライフ』?『サンシャイン』? うーーーん、どの曲もモータウンらしさの点で違和感がありました。

時間をかけて考えていたとき、モータウンらしくにぎやかでノリのいい、『POP'S,WE LOVE YOU』を思い出しました。そうだ、この曲、スティービーが歌っている! これで、彼をリストから外さずに済むと(笑)

モータウンの大御所の夢の共演のこの曲、なぜ“ソウルミュージック”ではなく“ポップス“なんだろう?と疑問を感じていました。この記事を書くため調べたところ、この曲はモータウン・レコードの創業者ベリー・ゴーディ・ジュニアの父、ベリー“ポップス”ゴーディ・シニアへのトリビュートソングだったのです。ポップスは父の愛称、だから“ポップス愛してるよ〜“なのでした。

4人の声や歌い方の個性がはっきりと分かるため、ある意味モータウンの縮図のような、貴重な曲です。

番外その2『エイント・ノー・マウンテン・ハイ・エナフ』マーヴィン・ゲイ&タミー・テレル(1967年)

マービンはモータウンソングを歌うために生まれてきたような人。父親に射殺され人生の幕を閉じた悲劇の天才シンガー。

そして、タミー・テレルもモータウンを背負って立ったであろう女性シンガーですが、24歳の若さで病気でこの世を去りました。

小説家の村上春樹さんは、『ユア・プレシャス・ラブ』がお気に入りだそうです。zuzuは海外ドラマ『glee/グリー』で『You're All I Need To Get By』を聴いて以来、こちらの曲のほうが好きになりましたが、有名でモータウンサウンドっぽいという点で『Ain't No Mountain  High  Enough』一択になりました。モータウンを代表する名曲です。

番外その3『ユー・アー・エヴリシング』ダイアナ・ロスマーヴィン・ゲイ

もうひとり、迷いに迷ったのがダイアナ・ロスです。ソロになってからは、ディスコソングを経て歌い上げる系の大歌手になったので、モータウン臭が消えてしまった感がありますが、シュープリームスもしくはダイアナ・ロス&ザ・シュープリームス時代は、まさにモータウンの申し子という印象です。全ての曲がモータウンっぽさ炸裂で、スティービーとは真逆に、1曲に絞れませんでした。

ですが、モータウンの商売のうまさという点でマーヴィンとのデュエットは外せません。2人の代表曲はこの『You Are Everything』ですが、その昔、ラジオで鈴木雅之さんと姉の聖美さんの『マイ・ミステイク』のカバーを聴いてから、こちらも好きになりました。余談ですが、ダイアナ&マービンのコンビに関しては、日本の大ヒット曲『カナダからの手紙』のかけ合いを連想してしまうのです、なぜか。

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モータウンらしさで選んだベスト5+αはいかがでしたでしょうか?

現実には、モータウンファンの方とお会いしたことがないので、読者の方のモータウンベスト5が知りたいです。ぜひ、コメントくださいね。お待ちしております。

さてと、見逃した映画『メイキング・オブ・モータウン』(2019年)を早く見たいな。こちらも、ブログを書いていて映画化されていたことを知りました。ブログは偉大です。

 

またね。