ずずぶろぐ

ていねいでない暮らし

【エイジング】母、迷子になる<その1>

こんにちは、ずず(zuzu)です。

ただの日記です。

 

ある朝、4時半前に目が覚め、トイレへ。

寝たのが0時半頃だったので、夜間頻尿確定です(笑)

こんなときは、母(要介護3)の様子を確認しに行くのですが、(介護保険でリースしている)電動ベッドはもぬけの殻。

テレビの前に置いている、(介護保険でリースしている)電動椅子にも座っていません。

他の部屋を覗いても母はおらず、家の周囲を一周してもいない。

玄関には靴が片方だけ残っていました。

外はまだ暗く、懐中電灯を照らして家の周りをもう一周するも、母は確認できず。

参ったなーと思いながら、近所を探しましたが見当たらず。

 

これはまずいことになったかもしれないと、顔だけ洗って、車で母を探すことにしました。

国道に出ると、少し先にパトカーがゆっくり走っていました。

昨夜は飲酒していないのでやましいことは何もないのに、なんとなく車間距離を広げつつ(笑)、車をゆっくり走らせながら歩道を確認しました。

朝5時前でもウォーキングしたり、犬の散歩をする人がいたり、もちろん新聞配達のバイクもいて、異次元の世界にいるような不思議な気分でした。

途中で家に戻りましたが、母は帰ってきていません。

また、コースを変えて車を走らせました。

また、家に戻りましたが、母の姿はありません。

またまた、コースを変えて車を走らせました。

5時半、家に戻ると、なんと玄関前に小さなパトカーが停まっているではありませんか!

あー発見されたんだ、と安堵しました。

車を駐車すると、警察官が近寄ってきて、通報があって母は警察署に保護されているとのこと。

私は母を探していたことを警察官に告げると、父と私のどちらでもいいから警察署に来てほしいとのことでした。

父は早朝警察官がやってきて、母もいないが私もいなかったので、何が起こったのか混乱したようです。

母の身分証明書が必要とのことで、父が持参して母を引き取りに行きました。

 

家で待っていると、先ほどの警察官から電話があり、母の血液型と私の連絡先を聞かれました。

散歩中の男性が、歩道でうずくまっていた母に声をかけ、4:40頃、警察署に通報してくださったようです。

匿名でしたので、直接お礼はできませんが本当にありがたかった。

警察官からは母の服に名前を書いてほしいと言われましたが、戦時中のようで抵抗があり…

次にいなくなったときは、真っ先に警察署に連絡すると伝えました。

 

午前6時、母帰宅。

母に事情を聞くと、外に出た理由はわからない、家に帰ろうと思ったら道がわからなくなったとのこと。

座り込んでいたら、靴を片方しか履いていなかったので、通報してくださった男性が親切に、もう片方の靴を探してくれたらしいです。

元々履いていなかった靴を…

警察署では自分の名前を言えなかったと言いますが、そうでなければ家にパトカーが来るはずはないので、名前は言えたのかなと。

母には、朝と夜、外が暗いときやお天気が悪いとき、暑いとき寒いとき、風が強いときは外に出ないように言いました。

玄関に中から開けられない鍵を取り付けることも考えましたが、やめました。

昼間は近所なら散歩してもいいなかと。

何もかも禁止して管理したらかわいそうだと思うので。

父も同じ考えでした。

実は過去も同じようなことがあり、父が発見したこともあったし、近所の人が知らせてくれたこともありました。

でもそれはごく近所での出来事だったので、深く考えていませんでした。

最近はめっきり足腰が衰えているので、遠くには行けないと思っていたのです。

しかし今回は、私が想定していたより先の、信号のある大きな交差点を渡っていました。

そこまでは車で巡回しなかったので、びっくりです。

 

冷静になって、早朝、私の前を走っていたパトカーは、うずくまった母のところに向かっていたのだと気づきました(笑)

警察の方、早朝より大変お世話になりました。

この件、次回に続きます。

またね。