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ていねいでない暮らし

映画『エリザベス 女王陛下の微笑み』(2021年)を観てきた

こんにちは、ずず(zuzu)です。

エリザベス女王即位70年!のプラチナ・ジュビリーのタイミングで、映画『エリザベス 女王陛下の微笑み』が公開されたので、鑑賞しました。

ドキュメンタリーですが、時系列で王室の歴史を追うスタイルではなく、テーマごとにエピソードが映し出される形式の作品でした。

作品の初めにウェルシュ・コーギー・ペンブロークがたくさん登場して、うわーイギリスっぽいと期待でいっぱいに。

父であるジョージ6世(映画『英国王のスピーチ』でコリン・ファースが演じていた国王)が病死し、25歳にして英国王に即位したエリザベス女王

女王は映画の中で、"父の見習いをする時間がなかった"が、”自分ができることを、高めていく”と語っていました。

運命に抗うことなく、置かれた場所で咲くことができる人は、立派だと思います。

求められることを粛々と、しかも自分らしくこなしていくには、人間性を高める必要がありますね。

国家や王室に限らず組織では、協力し盛り上げ、品位を保持することが組織に貢献することになります。

だからこそ、謀反を起こす者には、毅然とした態度であたるしかないのです。

 

知らなかったのですが、英国王はイギリスだけでなく、英連邦王国や王室属領・海外領土の君主でもありました。

女王が旧植民地らしき国を訪問した際は、例外もありましたが、熱烈な歓迎を受けていました。

植民地支配の話として、池上彰氏もテレビで同様のことを言っていました。

イギリスは植民地でも本国と同じように教育を施し、

フランスは植民地から優秀な人材を優秀なフランス人だと言って引き抜き、

スペイン、ポルトガルに至っては植民地で何もしない

このことから、イギリスが連邦国や植民地で行ってきたことが、今の王室への敬愛をもたらしているのかもしれません。

 

女王が若かりしころ、1ヶ月間船旅をするシーンがありました。

若い水兵さんが大勢乗船しており、デッキで追いかけっこをしたり、集合写真を撮影したりするのですが、ここでのエリザベス女王の笑顔が印象的でした。

制約の多い船旅ですが、案外、合宿生活のような楽しさがあったのかもしれません。

女王は”1ヶ月も船に乗るなんて今では考えられない”と、楽しそうに語っておられました。

 

作品には、芸能人や歴代の首相など有名人との交流がたくさん登場しますが、字幕には登場人物の氏名がほぼ入っていなかったと記憶しています。

日本人の私にはピンとこない人物もいましたが、英国人なら誰もが知る人なんでしょうね。

そこは文化の違いですね。

でもなぜか、クイーンは出ていなかったような…

女王は現在96歳。

お身体をいたわってお過ごしいただきたいですね。

またね。