こんにちは、ずず(zuzu)です。
現在、エルヴィス・プレスリーに関する暴露本『Elvis:What Happened?』を読んでいて、同時進行でブログに感想等を書いています。
昨日のブログでは、エルヴィスが高校生のときに、学校のチャリティー・コンサートに出場したときのセットリストがいい!と書きました。
コンサートでエルヴィスは、生徒だけでなく先生までも魅了しましたが、そのとき歌った3曲は、それぞれ個性が全く異なっています。
1曲目 『オールド・シェップ』スローテンポで感傷的な曲
2曲目 アップテンポな曲
3曲目 (ラブ)バラード
それぞれ曲調がガラリと変化する、完璧なセットリストです。
コンサートには約30組が参加したと言うので、持ち時間は5分程度だったと思われます。
高校生だったエルヴィスは、短い枠の中で、変化に富んだメドレーを見事に歌ったのでした。
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ここからは、エレクトーンの話をさせてください。
ブログでは何度も書いていますが、10月にヤマハのグレード試験9級を受けました。
私が受けたのは'Aコース'で、自由曲2曲と課題曲1曲、そして編曲演奏1曲を弾くことになっています。
今回は編曲演奏は除いて、自由曲と課題曲の話をします。
試験で演奏する曲を決めるのは悩みますが、楽しい作業でもありました。
漠然とした知識か、あるいはネットサーフィンで得た情報か忘れてしまいましたが、自由曲2曲と課題曲1曲を選ぶにあたっては、タイプの違う曲にしようと考えていました。
自由曲は、レッスン2回目で合格を勝ち取った(笑)、サンバ調でノリノリの『ブラジル』。
課題曲は、メロディーがロマンティックで感情移入できる、映画『アラジン』の主題歌『ホール・ニュー・ワールド』。
この2曲は、言ってはなんですが、楽譜が平易で弾きやすいということもあり、サッと決めることができました。
残るは、もう1曲の自由曲です。
受験の申し込みの時期に弾いていたのが、一青窈さんの『ハナミズキ』と、『Jupiter』としても有名なホルストの『木星』でした。
ちょうど『ハナミズキ』が完成した時期だったので、
「自由曲のもう1曲は『ハナミズキ』にしますか?」
と先生から聞かれましたが、断固拒否しました。
理由は、『ホール・ニュー・ワールド』とバラードかぶりになるからです。
バラードってメロディーが感動的で、しかもテンポがゆっくりなので、大人の初心者にはうってつけですが、そこは大人ですもの(?)、曲調の異なる曲でチャレンジしたかったのでした。
できればあと1曲は、短調か3拍子の曲、そうでなければクラシックを弾きたいと思っていました。
残念ながら、短調または3拍子で適当な曲が見つからなかったので、クラシックで好きな曲ということで『木星』を弾くことに決めました。
しばらくして、『ホール・ニュー・ワールド』と『ブラジル』はディズニーかぶりということに気づきましたが、後の祭りです(笑)
そんな感じで、選曲には並々ならぬ関心を持っています。
先日のレッスンの雑談の中で、先生がふと、
「いろんな曲を弾けるようになりましょう♪ レジストばかりで弾くのではなく、いろんなやり方があるのでやってみましょう♪」
と言いました。
なんでも、私と同じ日にグレード試験を受験した子どもの生徒が、試験官の講評に、
"いろんなタイプの曲を弾けるようになりましょう"
的なことを指摘されていたらしいのです。
先生は、その生徒さんが自主的に弾きたい曲を選んでくるので、その自主性を尊重していたそうです。
弾きたい曲があるだけでもいいとも考えていたそうです。
ですが、今回の受験でそのような指摘があったことで、少し考え直したとのこと。
そこで、その生徒が知らない、これまで弾いたことがないタイプの曲を弾いてみるよう勧めたところ、苦戦しているそうです。
今の時代、動画で曲を簡単に聴くことができますが、それでも興味のない曲を弾くのは難しいということですね。
子ども時代のピアノのレッスンは教則本を延々と弾いていたのを思い出し、大人のエレクトーンは(子どものエレクトーンも)なんて幸せなんだろうと、しみじみ感じました。
またね。