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【映画/推し】『エルヴィス』ふたたび(ネタバレ少々) <その2> 投資詐欺と処方薬の濫用

こんにちは、ずず(zuzu)です。

一昨日、映画『エルヴィス』を再度鑑賞し、そのことを昨日のブログに記しました。

書きたいことがたくさんあるのに、文章力がないのと、疲れて眠いのとで、まとまりのない内容になってしまいました。

zuzuzblog.hatenablog.com

芸能人の投資トラブルで考えたこと

そして昨日、ネットニュースで芸能人の投資トラブルを見て、またパーカー大佐のことを考えました。

悪名高いパーカー大佐ですが、エルヴィスが大佐を側近に置くことで、エルヴィスはあらゆる誘惑や犯罪から守られていたと思うのです。

逆に考えると、パーカー大佐はエルヴィスを守ってやっているという自負があったと思います。

それゆえ、エルヴィスがパーカー大佐にクビを宣告したとき、プライドをズタズタにされた大佐は、移動のガソリン代をはじめとしたデビュー前からの多額の経費を、エルヴィスのお父さんに請求するほどのがめつい態度にでたのではないでしょうか。

エルヴィスの収入の半分を持っていっていたのに。

それで仕方なく、エルヴィスはパーカー大佐のクビを反故にすることにしたのでした。

エルヴィスはパーカー大佐から搾取されていたとはいえ、大佐がいなかったらもっと大きな詐欺にあっていた可能性を考慮すると、無知なプレスリー家とあくどいパーカー大佐は、なんだかんだ言ってもウイン・ウィンの関係だったと思うのです。

処方薬の濫用で考えたこと

パーカー大佐が本当にエルヴィスのことを大切に想っていたなら、エルヴィスの健康を第一に考えていたと思います。

しかし、お父さんでさえビジネスを優先して、体調の悪いエルヴィスをステージに立たせた。

このシーンも切なかったですね。

お母さんが亡くなったとき、悲嘆にくれるエルヴィスに声をかけることができなくて、パーカー大佐に声かけを頼んだ時点で、お父さんはすでに自分の意思をなくしていたのでしょう。

パーカー大佐やお父さんが処方薬の濫用を知っていたかどうかは映画ではわかりませんでしたが、周囲はおそらく気づいていたと思います。

でも誰も止められなかった。

医師も有名人から担当医を外されることを恐れてか、患者のいいなりに処方する。

時には、担当医から薬漬けにされてしまう。

以前、そんな映画を観たことがありました。

ザ・ビーチ・ボーイズの中心人物、ブライアン・ウェルソンの半生をたどった、

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では、薬漬けになったブライアン・ウィルソンが、関わった女性たちによって救われました。

エルヴィスにはプリシラという女性がいたのに、聞く耳を持たなかったのが残念ですね。

 

もし、エルヴィスが健康オタクで長生きしていたら、今ごろ健康食品のCMに出演してアラ稼ぎしているもしれませんね(笑)

70代だったら、ラ◯ザ◯プのCMで見かけたかもしれません(笑)

ま、歳とってやせ細ったエルヴィスなんて魅力なさそうですが。

そんなことを考えながら、エルヴィスの42年の生涯に想いを馳せる日々です。

またね。