こんにちは、ずず(zuzu)です。
前回のエレクトーンのレッスンで『ブラジル』を弾いたとき、
「もっとリズムに乗って、身体を動かして」
と、先生が言いにくそうに発した言葉がずっと引っかかっていました。
恥ずかしさを乗り越えて
先生の前では、どうしても”間違えないように、間違えないように”と呪文を唱えなから弾くことになるので、身体が固くなってしまいます。
『ブラジル』はラテンの中でも大好きなサンバの曲で、家ではリズムに合わせて身体を動かしながらノリノリで練習していました。
にも関わらず、先生の前で身体を大げさに動かすことは恥ずかしくて、必要最小限のような動きに留めていたため、
「もっとリズムに乗って、身体を動かして」
という指摘を受けることになったのでした。
身体を動かしてリズムを取るのは恥ずかしいけれど、リズムに乗って弾かない限り合格はない。
そう悟り、次のレッスンではノリノリで弾いてやる!と誓ったのでした。
間違えずこうやらないと
自分が弾く曲の模範演奏を見たり聴いたりはほとんどしませんが、原曲があれば見たり聴いたりします。
エレクトーン演奏の『ブラジル』をググってみると、いくつかの演奏動画がヒットしました。
いいなあーと感じたのはこちらの動画です↓
リズミカルで力みのない演奏がいいですね〜
演奏と同じくらい、笑顔が素敵です。
そして、動画に添えられたメッセージが、
「こうしなきゃいけない」
「間違えずこうやらないと」ということって
毎日けっこうありません?
ですよ!
もう、ビックリしました。
サンバの踊りはそんなことなくて自由なんだそう。
踊った人の踊りが正解。
とても深いメッセージですね。
自分史上最速で合格
そしてレッスンの日。
『もののけ姫』合格の次に『ブラジル』を弾きました。
動作は大げさでいいと自分に言い聞かせ、意識して演奏に抑揚をつけ、踊るように身体の動きでリズムを取りました。
ところが…
身体を動かし過ぎたためか、ベースをあちこちで踏み間違え、右手は3ヵ所すべってしまいました。
練習では弾き間違えることはなかったのに。
あー、やっちまった。
ミス多発の影響でレジストから遅れないをとらないよう、必死に食らいついていきました。
弾き終えると、背後から先生の声が。
「はい、合格です♪」
「ん?いいんですか?いつも間違えないところまでミスしまくったのに」
「合格ですよ♪ 前回より格段によく弾けていましたよ」
多くを語らない先生でした。
こうして『ブラジル』は、自分史上最速の2週目で、あっさり合格したのでした。
もしかしてエレクトーンのコツをつかんだかもしれない
合格したことは素直にうれしかったのですが、本当にあの演奏でよかったのかと考えてしまいました。
が、時間が経つにつれ、じわじわと喜びがやってきました。
生意気言いますが、やっとエレクトーンのリズムのコツをつかんだのかもしれません。
ピアノを習っていたときと同じように、機械的に弾いていたのでは音楽的につまらないし、弾いていて楽しくないし、聴いている人(いないけど)に伝わらない。
自分がピアノやエレクトーンの演奏動画を試聴するときも、正確で超絶テクニック、難易度の高いアレンジを施した演奏よりも、曲の良さが弾き手の解釈とともに伝わってくる演奏のほうが断然いいと思う。
上手い下手だけが音楽の基準じゃない。
だから、下手は下手なりに、心を込めた演奏をしないといけないのです。
編曲演奏は『メリーさんのひつじ』
2曲合格の後は、グレード試験のレッスンです。
今回は『メリーさんのひつじ』8小節でした。
楽勝〜と思いながら弾くと、
「右手のメロディーが少し違ってましたね♪」
と先生からあっさり指摘が。
易しい既知の曲だからといって甘くみてはいけません。
メロディーは自己流になりやすいので、譜面どおりに弾くクセをつける必要がありますね。
さーて、1週間後のレッスンに向けて、新曲を練習しなければなりません。
仕上がるかどうか不安です。
またね。