こんにちは、ずず(zuzu)です。
今日は、母の自宅での入浴が困難になったかもしれない、ということを書きますね。
認知症で要介護3の母
81歳の母は認知症で、要介護3の認定を受けています。
医師からはアルツハイマー型ではないと言われており、少しずつ進行しているような状況です。
足腰は割と丈夫だったのですが、最近は(コロナ禍とは関係なく)引きこもり生活のため、かなり弱ってきました。
お風呂好きだったけど
元気だったころは温泉が大好きだった母。
長年スイミングクラブで水泳や水中ウォークをたしなんでおり、水に入るのは好きだったようです。
自宅でも私の介助での入浴を楽しみにしていましたが、ここ1年、入浴を渋るようになったため、2日に1回の頻度の頻度で、私が退職してからは午前中に入浴を済ませることにしていました。
なだめすかして入浴させるので、母の入浴の後は疲れ切ってしまいます。
浴槽から出れなくなった母
昨日の入浴は大変でした。
母が浴槽に入ってから、お湯の温度を下げようとシャワーで水を入れたとき、一瞬、母の腕に勢いよく冷水がかかってしまい、それに驚いた母の機嫌が急に悪くなってしまいました。
メソメソと泣き出したので、
「しばらく入っていてね」
と言い、私は風呂場から離れました。
5分後、風呂場に行き、母に洗い場に出るよう声をかけると、また機嫌が悪くなり、浴槽から出ようとしません。
身体を支えようとしても、
「触らないで!」
と言って拒否します。
母は立ちあがろうとはするのですがうまく立つことができません。
このままではのぼせてしまうので、お湯を抜くことにしました。
いい香りの温泉の素を入れたさら湯だったのに〜
(私がさら湯に入ることはほとんどないのです)
お湯を抜いて立ちあがろうとしても、母に気力がないのか、へたり込んだままです。
「救急車を呼ぶ?」
と私が意地悪く聞くと、断る母。
「じゃ、がんばって出ないと。寒くない?」
「大丈夫。自分で出るから」
私は再び浴室から離れました。
しばらくして、父が外出から帰宅しました。
事の顛末を説明すると、
「お湯を全部抜いたらダメだ。浮力がないと立ち上がれない。半分くらいまでお湯を溜めないと」
と言われました。
母に、
「お湯を入れるよ」
と言うと、
「いい」
とのこと。
「じゃ、がんばって出ないと。寒くない?」
「大丈夫。自分で出るから」
の繰り返しとなりました。
しかし、父が帰ってきて大騒ぎになると感じたのか、母は自力で立ち上がり、ようやく浴槽から出ることができました。
タオルで身体を拭いて、服を着て、お肌のお手入れ(笑)のルーティーンには素直に従ってくれました。
用意したお茶を飲み、ヨーグルトとお菓子を食べ、
「zuzuちゃん、ごめんね」
と言われたときには、さっきの出来事は一体何だったのだろう?と、幻でも見た気持ちになりました。
父からは、夏の間はシャワーだけにしたらどうかと言われ、私もそうするしかないと思いました。
湯船に入るのは、母もしんどかったのもしれないですし。
突拍子もないことをしてくれる母と付き合うのは、心身ともに疲弊してしまいます。
介護中の方、介護職員の方、一緒にがんばりましょう。
またね。