こんにちは、ずず(zuzu)です。
先日のエレクトーンのレッスンでは、先生が『めぐり逢い』のお手本を弾いてくれましたが、自分の演奏との落差があり過ぎて凹みました。
私が弾くとスラーの音がつながらずボソボソした『めぐり逢い』になりますが、先生が弾くと情感たっぷりです。
イージーリスニンングっぽく弾くには、さらっと流れるように弾くのがいいと思っていました。
ですが、私がさらっと弾くと'棒'になってしまい、いかにも初心者っぽい演奏になってしまうのです。
どうしたものかと悩みましたが、『めぐり逢い』は今読んでいる本の場面にピッタリだということに気づきました。
ちょっとした別れのシーンが切なく、縁あってめぐり逢ったのに…などと考えながら『めぐり逢い』を弾くと、多少抑揚をつけられるようになってきました。
もっと音に強弱をつけたくなり、普段は指先を立てて弾いているところを、指の腹の先を使って、鍵盤を押さえ気味に弾いてみました。
すると、何となくですが、音をコントロールする感覚がつかめてきました。
ピアノでは絶対に許されなかった、指の腹を使った弾き方で、です。
もちろん指の第一関節はペタンと潰れないようにしますが、ある程度指の腹を使って弾かないと、アフタータッチが効かないことがわかりました。
ピアノとエレクトーンは同じ鍵盤楽器ですが、音の出かたは全く異なるのに、指先でタップするようにエレクトーンを弾いていたのです。
トランペットの奏法でフルートを吹こうとしていたようなものです。
このことに気づくのに、1年4ヶ月かかりました。
新中学1年生が部活に入部して、同級生からかなり遅れて、2年生の夏休みに入ってようやくコツがわかったのと同じ時間の長さです。
来週のレッスンまでに、新しい弾き方でみっちり練習してみます。
またね。