ずずぶろぐ

ていねいでない暮らし

【大人のエレクトーン】レッスン46回目 太陽にほえろ合格!

こんにちは、ずず(zuzu)です。

2週間ぶりのレッスンは、花粉症に苦しむ先生との雑談もそこそこに、合格を勝ち取るべくレッスンに入りました。

まずは太陽にほえろ メインテーマから。

新エレクトーン・レパートリー 8級

新エレクトーン・レパートリー 8級

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ほぼミスなく、実力どおり弾けました。

そして、1回弾いただけで合格。

私「この曲はもっとカッコよく弾きたかったんですけどね…」

先生「そうですね、もっとリズムに乗って弾けるとよかったかもしれませんね。高い音を出すときは右側に身体を動かして、最後の低い[ラ]を弾くときは、身体を左に持ってくるとか、自然にできるようになればいいですね♪」

私「そうですね…」

 

お次は愛の夢 第3番を弾きました。

出だしで力みすぎて右手を失敗し、すぐに弾き直し。

無難に最後まで弾きましたが、[前半―中盤―後半]のうち[前半]のリズムが若干早くなってしまったのを誤魔化すことはできず、先生から指摘を受けました。

[前半]のみもう一度弾き直しましたが、後半部分が早くなってしまい、合格はお預けとなりました。

えーーーん。

先生からは、1拍目をしっかり合わせるしか方法はないと言われましたが、気をつけていてもズレてしまうんです…

 

今回はもう1点、最後のrit.(リタルダンド:だんだん遅く)がゆっくり過ぎるとの注意がありました。

rit.でゆっくりし過ぎると、最後のフェルマータをもっとゆっくりにしなければならなくなるので、あまりゆっくりしない方がいいとのことでした。

 

というわけで、愛の夢はまた1週間練習しなければいけなくなりましたが、何しろクラシックの名曲中の名曲、弾くのが本当に楽しいため、今回はよしとします

来週は絶対合格します!

 

最後は新曲『めぐり逢い』を弾きました。

先生「アンドレ・ギャニオンですね!  ピアノに弦楽器が加わる曲ですよね♪」

私は知らない曲でしたが、ポピュラー音楽界では有名な曲みたいです。

弾き終わって出来は練習の30%程度、つまりガタガタでした。

たどたどしくてミスばかり、しかもあまりに抑揚のない弾きかた…

先生は何と言っていいか困っていましたが、曲を弾きながら説明してくれました。

私「(う、上手い。感動的。同じ曲を弾いているとは思えない)」

先生「最初はピアノの音だけから始まって、弦楽器が加わって音に深みが出てきますね。どこから弦が加わるかわかりますか?」

私「ここら辺かな?(と楽譜に適当に指差す)」

先生「そうですね。楽譜にここから何の楽器が加わると書いていくといいですね。そして、今何の楽器を弾いているか意識するといいです」

私「はい、そうします」

先生「エレクトーンの演奏者は指揮者のようなもの。各楽器を自分が指揮して音を出していくイメージを持ってみてください。ピアノは音が消えてしまいますが、弦楽器は音が伸びます。楽器の特徴を知ることも大切ですね」

私「はい。この曲はフォルテのところで音量が抑えられるので、盛り上がりに欠け弾きにくいです」

先生「8級ではイニシャルタッチ、アフタータッチが入っていないので、表現が難しいと思います」

私「ピアノも初級のうちはペダルを使わせてもらえないので、単調になっていました」

先生「子どもは指の力が弱いので、まずはしっかり弾けるようになるためですね。小学生くらいまでは力が弱くても、中学生くらいになると男の子はガンガン弾けるようになりますが、女の子は指の力がなくていつまでも小さい音でしか弾けない子もいますね…」

 

2週間練習しても上達しなかった『めぐり逢い』ですが、先生が弾くと情感たっぷりで、私が弾くのとはまったくレベルが違うのには、正直ショックでした。

このレベルの差異を、練習で縮めることができるのか不安です。

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レッスンの帰り、教室の近くの小さな神社に初めて行ってみました。

河津桜が満開だったのです。

おみくじのガチャ(激安)があったので試してみました。

結果は”吉”。

若い頃は運勢だけを見て一喜一憂していましたが、年を重ね、運勢より短歌や個別のお告げに意識がいくようになりました。

読んでみると、含蓄のある言葉が並んでいました。

願望、待人、恋愛、縁談、お産、進学、就職、家庭、病気、旅行、事業、訴訟、転居、失物、相場(賭)ー生きるって大変ですね。

私のおみくじを一部抜粋すると、

訴訟:誠意が通じ、勝ちます

相場(賭):一度に多くを賭(かけ)るな

ギャンブル、当たり前です(笑)

ツキがないのはわかっていても、どうしても賭けたいなら少額で遊びなさいということですね。

生きていく上で悩みや迷いは尽きませんが、おみくじは全方向に対応できています(笑)

怪しい占いに大金を使うより、神社仏閣をお参りして季節を感じ、おさいせんとおみくじという形で寄付をするほうが健全だと感じました。

教室からほんの10分程度で終わるお散歩です。

お天気の日は、”参拝”する気持ちと時間の余裕を持ちたいと思いました。

レッスンで”惨敗”した日は特に。

またね。

【大人のエレクトーン】新曲で理想の音を考えた

こんにちは、ずず(zuzu)です。

今日は2週間ぶりのエレクトーンのレッスン日です。

先生に作ってもらったレジストで2週間みっちりリズム練習した太陽にほえろ!  メインテーマ愛の夢 第3章を、なんとか合格に持ち込みたいところです。

最近は練習のモチベーションが、”早く新曲を弾きたい’から”今弾いている曲を弾くのはもうイヤだ”に変化しています(笑)

 

2週間の間に新曲を練習し始めました。

カナダの作曲家でピアニストの故アンドレ・ギャニオン『めぐり逢い』です。

楽譜はこちらから↓

試し弾きをして、CMか何かで聴いたことのある曲だなと思った程度で、この曲には何の思い入れもありません。

ネットで調べてみると、広く好まれていて、それこそ誰かの人生に寄り添っているような曲でした。

楽譜集の<演奏のポイント>は次のとおりです。

めぐり逢い

ドラマや映画の音楽を手掛け、親日家としても知られているカナダの作曲家、アンドレ・ギャニオンの代表作。流れるようなメロディーに心癒されます。

シンプルなメロディーがとても美しく、その裏に流れる弦のハーモニーが曲の広がりと壮大なスケール感を表現している素敵な曲です。拍子やリズムは、数えるというより感じながら演奏を仕上げていきましょう。[B]には海の波や小鳥のさえずりを加えてみました。

ノスタルジックな気分に浸れること間違いなしですよ。

株式会社ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス発行STAGEA ポピュラー・シリーズ(グレード9〜8級) Vol.58 『ステージ・セレクションBEST』より引用

左手を中心に練習しました。

サビの[Bメロ]では、波の音がザザザーッと押し寄せてくる、叙情的なアレンジが素敵です。

しかし、両手とベースを合わせて弾くと、盛り上がるフレーズの音のボリュームが、どうも抑えれているようなのです。

通常思い切りフォルテにして盛り上げるところがフォルテにならないので、何度弾いても私には向いていない曲だなと感じます。

先生に叱られそうですが、この曲は無難に弾いて合格をもらうしかなさそうです。

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『めぐり逢い』のような優美で静かな名曲は、もしあの人が弾いたら素敵だろうなー。

それは、私が子ども時代に通ったピアノ教室の生徒で、確か2つ上のYさんです。

話したこともないまま、私は引っ越してしまいましたが…

Yさんはおっとりした優しい雰囲気の女性で、ピアノの技術は申し訳ないけど平凡以下でした(つまりヘタクソ)。

ところが、Yさんの奏でる音は、どういうわけか抜群に綺麗で可愛らしくて、心地いいのです。

例えるなら、デビュー当時の松田聖子さんの伸びる高音♪のように、透明感があって魅力的でした。

同じピアノを弾いるのに他の誰とも全く違う音色なので、Yさんのピアノの音を聴くだけで"今、Yさんが弾いているんだなー"とすぐにわかるのです。

私は密かにYさんのピアノのファンでしたが、それは私だけではありませんでした。

何と、たまに教室に迎えにきていた(記憶にはないけど)、音楽は全くの素人である私の母もお気に入りだったのです…

Yさんはテクニックが優れていたわけではないので、先生から特に目をかけてもらっていたような感じはありませんでしたが、先生はYさんのことをどう思っていたのか、もう知ることはできないけど聞いてみたいです。

 

もし、目の前で反田恭平氏がピアノを弾いてくれたら、脳天から身体が揺さぶられて、夜眠れなくなるほど感動すると思います。

でも凄すぎて悪酔いしそうです(失礼)

マッサージに行って、翌日揉み返しが来る感じ(失礼)

一方で、Yさんのピアノは子どもっぽいけど、ずーーっと聴いていたい、もっと弾いてーーという癒し系の響きなんです。

'ほろよい'を延々と呑んで、幸せを噛み締めている感じ。

マッサージに行って、うっかり寝てしまう感じです。

 

ガサツな私には『めぐり逢い』のような優しい曲は合いませんが、Yさんだったらどんな風に弾くかなと想像しながら、コツコツと練習しています。

またね。

【ドキュメンタリー】ハリー&メーガン エピソード1〜2の感想など

こんにちは、ずず(zuzu)です。

Netflixドキュメンタリーシリーズ『ハリー&メーガン』のエピソード1、2を視聴して感じたことなどを書いていきますね。


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エピソード1

冒頭からどスッピンのメーガンが登場して、お金のためとは言え、これは本気だなと。

ハリー王子は歴代の彼女がマスコミに騒がれることに耐えられなかったことから、なんとかして王室を理解して受け入れてくれる女性を探していたようでした。

物おじないメーガンなら、王室やマスコミとうまくやっていけると思ったみたいですが、裏目に出てしまいましたね。

アフリカでのデートや奉仕活動は、映像的に素晴らしく、いいものを見せてもらいました。

エピソード2

メーガンの母ドリア登場。

メーガンの学校の成績はストレートA、まじめで頑張り屋さんだったとのこと。

 

メーガンの元仕事関係者の男性は、メーガンは日焼けしたカリフォルニアガールで、まさか白人と黒人のハーフだとは思わなかったそうです。

『スーツ』ではスタイル抜群でカッコ可愛く、私は完全にラティーノだと思ってました。

ドキュメンタリーには大勢の友人や関係者が登場しますが、メーガンの何人もの女友だちがインタビューを受けていました。

叩かれるかもしれないのに協力したのは、メーガンの人徳でしょうね。

 

女王陛下を侮辱しているとこき下ろされた'お辞儀'は、多分ここのエピソードではないかな。

メーガンのふざけた仕草に、さすがにハリー王子も"アメリカ人には理解できないよね"と引き気味でした。

メーガンはもういい歳なのに、ちょっと大人げなかったですね。

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以前、英語の勉強になればと、仕事帰りに『スーツ』のDVDをレンタルして観ていました。

ドラマ自体にはそれほど夢中になれませんでしたが、メーガン演じるパラリーガルのレイチェルはハマり役で、輝いていましたね。

なので、ハリー&メーガンの吉報には、"あの素敵な女優さん!?"と驚くとともに、お似合いだなと思いました。

それゆえ、世間の評判がどうであれ、どうしてもふたりを応援したくなるのです。

またね。

【ドラマ/映画/本】ネットフリックスの罠に落ちそうで悩む

こんにちは、ずず(zuzu)です。

今日はブログがまとまらないので、日記になります。

昨日の『ブロンド』、一昨日の『あまくない砂糖の話』のいずれの記事も、一番印象に残ったことがすっぽ抜けてしまっていることに気づき、モヤモヤしています。

『Elvis:What Happened?』は現在第12章を読んでいますが、読書自体は楽しいのに、なかなか進んでいません。

と言うのも、月額課金サービス(サブスク)は元々はAmazon Kindle Unlimitedだけだったのが、Voicy、実は無意識に加入していたAmazonプライムビデオ、その上Netflixまで加入したため、時間が足りなくてどれも中途半端になっています。

テレビの録画も溜まる一方で、1日50時間あったらいいのに、という状態です。

しかも、これらは全てインプットで受け身という…

 

ともかく、昨日からNetflixで『ハリー&メーガン』を観ています。


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観ているとついあれこれ言いたくなりますが、(私より)若い美男美女の語りを観ているだけで、心が満たされます(笑)

『ハリー&メーガン』のほかにも、Netflixオリジナル作品には観たいものがたくさんあります。

特に連続ドラマが面白そう。

当初1ヶ月で退会するには、時間が足りないだろうな。

またね

【映画/推し】映画『ブロンド』

こんにちは、ずず(zuzu)です。

Netflixに期間限定(の予定)で加入した理由のひとつが、女優マリリン・モンローの生涯を描いた『ブロンド』を観るためでした。


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作品の評価は分かれているようで、決して評判はよくありませんが、私的にはよかったというより、フツーに楽しめる作品でした。

モンローを演じたアナ・デ・アルマスはアカデミー主演女優賞にノミネートされていますが、彼女の体当たりの演技は魅力的で、ファッションもシンプルで素敵だということも加算され、存在が光っていました。

全体を通して、スクリーンの大きさが変化したり、カラーとモノクロが入れ替わったりするため、それには何か規則性があるのかとずっと考えていましたが、わかりませんでした。

精神的に不安定だったモンローの心の状態を表現していたのかもしれませんが…

 

父はおらず、母は精神疾患で病院に長期入院していたため、少女時代のモンロー=ノーマ・ジーンは、施設に入所したり、知人の家に預けられたりといった、トラウマとなるような過酷な生活を強いられてきました。

ハリウッドでは性被害を受けながらも徐々に成功を収め、有名人との交流も始まります。

チャップリンの息子やケネディ元大統領とのエピソードには驚きましたが、本作は<小説>を元に制作されているのでご注意ください(笑)

 

3番目の夫で劇作家のアーサー・ミラーと話が合うところなどから、モンローは頭のいい女性だったのではないかと感じました。

知恵があって賢い、というよりインテレクチュアルという意味の頭のよさです。

それだから、考えすぎて、悩んで、こんがらがってしまったのかな。

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『ブロンド』を視聴し終えると、『エルヴィス』が次のおすすめに来ました。

Netflixでは定期購入で視聴できるようになったようです。

で、アカデミーの主演男優賞がエルヴィスで、主演女優賞がモンローだったらめちゃ面白いのになー、とアホなことを考えてしまいました。

またね。

【映画/推し?】あまくない砂糖の話(2014年)

こんにちは、ずず(zuzu)です。

ダイエットのモチベーションを上げるべく、映画『スーパーサイズ・ミー』『スーパーサイズ・ミー2 ホーリーチキン』に続いて、ドキュメンタリー映画『あまくない砂糖の話』をAmazonプライムビデオで視聴しました。


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こちらの作品はオーストラリア映画で、監督兼主演のデイモン・ガモーが60日間、ジャンクフード、ソーダ類、菓子、アイスクリームは食べず、それ以外の加工食品や飲料から、1日にティースプーン40杯分の砂糖を摂ると、身体はどうなるのかを人体実験するものです。

視聴する前は、ノンシュガーのゼロカロリー食の危険性についてのドキュメンタリーかと思っていましたが、そうではなく、加工食品に含まれる、表には出てこない砂糖の量の多さを啓発する内容でした。

ちなみに実験を始める前のガモーは彼女の影響で、精製された砂糖を摂取しない、健康的な食生活をしていました。

 

アメリカでは1955年、当時のアイゼンハワー大統領が心臓発作で倒れたことで、心臓病に対する関心が高まり、その原因が脂肪であるか、砂糖であるかの論争が起こりました。

20年以上経過して、原因は脂肪であるとされ、それから食品は低脂肪がブームになります。

そして、低脂肪による物足りなさを補ったのが砂糖でした。

そこから糖質制限がブームになるまでに、30年を要したようです。

 

オーストラリアはアメリカほど肥満は多くないというのは意外でした。

政府が食品に関して厳しいというか、アメリカほど食品業界に毒されていないのかもしれません。

しかし、アボリジニの集落の取材には、考えさせられました。

加工食品や飲料が手に入るようになって、透析患者が増えてしまったのです。

糖尿病や腎不全の原因は酒だと言われますが、その集落は飲酒をしないので、原因は食生活しか考えらません。

 

アボリジニの問題を知ったガモーは、肥満大国のアメリカへ向かいます。

そして、ケンタッキー州東部の、州内'最貧'のアパラチア地方を取材します。

ケンタッキー州では虫歯の多さが問題になっており、その原因はマウンテンデュー(カフェインを含むレモンライム風味の弱炭酸飲料!)中毒にあるといいます。

哺乳瓶にマウンテンデューを入れて幼児に飲ませることがあるという、親の意識の低さに驚きます。

歯の美しさを重要視するアメリカで、虫歯でボロボロになった歯では生きづらいのではないかと思いますし、実際そのようでした。

マウンテンデューの製造元のペプシは、"適量ならヘルシー"とコメントしたそうです。

マウンテンデューのどこがヘルシーなのかと思いますが、脂肪や砂糖は少量なら大した問題ではありません。

依存性により、継続的に過剰摂取するのが問題なんですね。

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映画としては、ちょっと冗長かなと感じました。

スーパーサイズ・ミー』は一気見するほど引き込まれる面白さがありましたが、この作品は途中で何度も眠くなり、そのつど見返してしまって、視聴に余計な時間がかかってしまいました。

奇抜な演出や音楽は不要で、その分内容の濃いドキュメンタリーに仕上げたほうがよかったのではないかと思います。

 

この作品は2014年公開ですが、アメリカの貧困地域といえば、一昔前は黒人の住む地域を指すのが一般的でした。

それが今は、アパラチア地方とその周辺の白人が暮らす地域をイメージするようになってきているような…

その結果、トランプ大統領が誕生したわけですね…

 

最後になりますが、最後に出てくるスーパースターとピンナップガールは、プリンスとマドンナではなく、やはりあのふたりでしょうか(笑)

またね。

【映画】スーパーサイズ・ミー2 ホーリーチキン!(2019年)

こんにちは、ずず(zuzu)です。

マクドナルドを30日間食べ続けたドキュメンタリー映画スーパーサイズ・ミー』を観て、単純に楽しみ、考え、影響を受けたため、さっそく続編をアマゾンプライムビデオで視聴しました。

スーパーサイズ・ミー2 ホーリー・チキン』です。


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監督兼主演のモーガン・スパーロックが、前作と同様に体当たりでファストフード業界に挑むドキュメンタリー映画です。

前作はマクドナルドを30日間食べ続けるという企画でしたが、今作はなんとモーガン自身がファストフード店を企画し開店するまでの実録です。

きっかけは、『スーパーサイズ・ミー』以降、ファストフードはヘルシーの方向を向いているという、1通のメールでした。

ファストフードがヘルシーとはにわかに信じがたいモーガンが、それなら自分でファストフード店を立ち上げて確かめるという、荒唐無稽なプランを企てます。

そして、実際にオハイオ州に店舗をオープンさせ、そこにたどり着くまでに知り得た食品業界の闇(今作では鶏肉業界)を、ユーモラスに情報発信するのです。

 

アメリカの鶏肉業界は、中心組織と鶏肉業者が結託して、養鶏業者をランク付けして競わせ、買取価格をコントロールしていました。

買取価格は必ずしも鶏の質ではなく、大人の事情により操作されているようでした。

取材に応じ、映画に出演したアラバマ州の養鶏農家のご家族には、感謝しかありません。

映画公開後、ご家族に起こったことは本当にお気の毒です。

 

前作に劣らず、今作もとても興味深かったです。

深刻なテーマにユーモアを交えるところが好みですし、観終わったあとに自然と意識改革ができました。

第3弾に期待して。

またね。