ずずぶろぐ

ていねいでない暮らし

【推し/映画】貧乏白人って言葉、聞きたくない<その1>

こんにちは、ずず(zuzu)です。

今日は、少し社会的なことを書いてみようと思います。

浅い知識の中で考えたことなので、間違っていたり、偏っていたりするかもしれませんが、大目に見ていただければ幸いです。

白人低所得者層出身のエルヴィス

エルヴィス・プレスリーのことを知ろうとすると、エルヴィスのことを”貧乏白人”と蔑んだ人が少なからず存在したことがわかります。

”プア・ホワイト”、アメリカの繁栄から取り残された白人低所得者階層を示す、嫌な言葉です。

そう言った人たちは、エルヴィスの成功をやっかんだのか、認めたくないのか、真意はわかりません。

そうでなくても、エルヴィスは貧しい白人労働者階級の出身であると、伝記などでは必ず書かれています。

そしてエルヴィス自身も、そのことを卑下することなく正直に語っていたようです。

というか、そのことは全く気にしていなかったみたいですね。

プア・ホワイトと呼ぶのは誰か

貧しい白人労働者をプア・ホワイトと蔑視するのは、おそらくアメリカの中産階級以上の白人でしょう。

アメリカの汚点というか、お荷物のような存在なのでしょうか。

有色人種と同じような底辺の生活に甘んじている同胞を、苦々しく思っているのかもしれません。

白人というだけで十分に優遇されているのだから、”もう少ししっかりしろよー、有色人種から尊敬されるように振る舞えよー”と言いたくなる気持ちもわかるような気がします。

仮に、外国で日本人がスラムや犯罪組織を形成していたとすれば、”みっともない、いい加減にしろ”と、私が憎悪するのと同じだと思うのです。

豊かなアメリカに憧れていたが

子ども時代が昭和だった私は、テレビで観たアメリカのドラマや映画により、アメリカの豊かさに感化されました。

そして、

アメリカ人は朝からアイスクリームを食べるんだってー」

アメリカ人はテーブルの上をティッシュペーパー(クリネックス)で拭くんだってー」

こんな話を友だちから聞いて、心底驚いたのでした。

しかし、このような”アメリカ=裕福で進んでいる”という価値観に、どこか違和感を感じるようになりました。

それは、スピルバーグ監督の『E.T.』(1982年)を鑑賞したときでした。

大きな家に、大きな冷蔵庫、BMX…だけど食事は出来合いで、家庭は殺伐としている…。

もしかして、日本のほうがマシ?と感じたことを覚えています。

そして、『E.T.』の12年後、とある事件をきっかけに、”プア・ホワイト”という言葉を知るのでした。

続きます。

またね。