ずずぶろぐ

ていねいでない暮らし

【雑記】母と会えた

こんにちは、ずず(zuzu)です。

今日は母の入所する施設で個別会議があり、父と私で出席しました。

父も私も今日を心待ちにしていました。

施設で新たに母を担当してくれているケアマネから、"特別にお母さんと面会できるよう医院長に相談してみる"と言われていたからです。

コロナが落ち着いてきたとはいえ、感染症予防のため入所者との面会は基本的にできません。

"もう母とは一生会えないかも"と悲観的になっていたので、ここ数日は面会が楽しみで仕方ありませんでした。

 

会議の施設側の出席者は医師、ケアマネ、介護士、看護師、管理栄養士、作業療法士(リハビリ)、レクリエーション担当者でした。

医師からは、血液検査の結果が良好なことと、血圧が高めなので降圧剤を処方したとの説明がありました。

私が密かに期待している精神科系の薬は処方されておらず…

母と日々接するスタッフは、母が何かにつけて"キャーッ"と大きな声を出すので困惑している様子。

食事に関しては家でもそうでしたが、おかずだけ食べてご飯を持て余し、お茶や汁物をご飯にかけて食べることがあるので、ご飯をお粥に変えたらパクパク食べるようになったとのこと。

ただし、時間はかかるらしい…

全般的には明るくニコニコしていることも多いけど、何かの拍子に大声を出すのでスタッフが驚いてしまうそうです。

 

会議は30分程度で終わり、ケアマネが面会をセッテイングしてくれました。

別のスタッフが車椅子に乗った母を連れてきてくれましたが、何やら母は騒いでいました。

そして、

「お父ちゃん〜お父ちゃん〜久しぶり〜〜〜」

と、母は父との再会を喜びました。

おそらくスタッフから、

「ご主人と娘さんが会いに来ている」

と言われて連れてこられたので、父が来ていることを理解したのでしょう。

ところが、私のことは名前を呼ぶこともなく、存在自体を忘れているようでした。

「私のこと覚えてる?」

と聞くのは好ましくないとどこかの情報にあったので、話しかけはしたものの、そっとしておきました。

悲しいけど覚悟ができました。

私のことが誰だかわからなくなったとしても、これからも昔話や共通の話題を共有していこう。

それでいいと腹をくくることができました。

父と私で写真や動画をたくさん撮りました。

 

「時間ができたときに母に手紙を書いて欲しい」

と筆マメな義妹にお願いしておいたら、昨日母宛ての手紙が届いたので、母に渡しました。

母は内容がよくわかっていないようだったので、改めてスタッフの誰かに読んでもらえたらと思います。

私も手紙を書いて、着替えと一緒に持って行こうと思います。

 

10〜15分程度で面会は終わり、スタッフが車椅子を動かし始めると、母は"ギャーギャー"と再び騒ぎ出しました。

部屋に来るときもそうでしたが、"怖い怖い"と大騒ぎ。

入所前とは違う騒ぎ方なので奇妙でした。

入所日、介護タクシーから降りて車椅子に乗ったときから、母は騒ぐようになったような気がします。

 

帰り際、ケアマネから母の大騒ぎは<感情失禁>ではないかと言われました。

転倒で頭を何度も打ったことや、2度の脳出血の影響も多分にあるのではないかとも。

<感情失禁>の意味がわからなかったので生返事しかできず、家に帰って言葉の意味を調べました。

母の症状はまさに<感情失禁>そのものでした。

感情がコントロールできず、大声を上げてしまいます。

逆に<感情失禁>さえおさまれば、穏やかに自宅で過ごせるのではないかと思います。

 

これまでにない母の様子から、母は車椅子が怖いのではないかと思いました。

先日、かかりつけだった内科医院で、車椅子から長時間降りられなくなったこともありました。

zuzuzblog.hatenablog.com

デイサービスでは穏やかに過ごせていたので、さすがにおかしいと感じました。

広い施設では基本、車椅子で過ごしているようです。

施設側は何より転倒を恐れるため、有無を言わさず車椅子を用意します。

仕方ないことですが、車椅子が動くたびに母は声を上げているようでした。

もちろん、施設では母にとって車椅子は必要不可欠ですが、車椅子のスピードをゆっくりにするとか、静かに移動するなどの配慮をしてもらえれば、母とスタッフの双方にメリットがあるような気がするのです。

このことはケアマネにやんわり相談してみようと思います。

 

とにかく今日は母に会えて素直にうれしかった。

今度はいつ会えるかわからないけど、しばらくは心穏やかに過ごせそうです。

またね。