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【本/推し】『Elvis and Me』<ネタバレあり>プリシラご懐妊<その1>

こんにちは、ずず(zuzu)です。

プリシラプレスリー著『Elvis and Me』の第32章では、プリシラの妊娠が明らかになります。

プリシラとエルヴィスは、子どもを持つことについてちゃんと話し合っていたそう。

しかし、通常アンビバレントな考えをしない(と私が思っている)プリシラが、自身に妊娠の可能性があると気づいたとき、”子どもはほしい、けれど今ではなかった”と思い悩みます。

プリシラは、結婚してやっとエルヴィスとふたりきりの生活ができると期待していたんですね。

妊娠するとふたりだけの旅行は延期するか、それとも子どもを人に預けるかになってしまいます。

それに加えて、新妻として体型を維持したいという気持ちも強かったのでした。

それで、妊娠の兆候を感じてから数日間は、エルヴィスに対する怒りが込み上げてきたのです。

その理由は、結婚式の前、ピル(経口避妊薬)を服用することをエルヴィスに相談したところ、副作用がどうのとか理由をつけて、エルヴィスは断固としてピルの服用に反対したためでした。

妊娠の可能性をエルヴィスに打ち明けたのは、妊娠の可能性に気づいてから1週間後でした。

プリシラは、エルヴィスが自分と同じく、”うれしいけど、早すぎた”と思うことを密かに期待していたそう。

ところが、エルヴィスはひたすら大喜びで、すぐに医者に予約を入れ、検査に付き添います。

妊娠が判明すると、運転手のヴェーノンも茫然自失の喜びようでした。

この時点で、すでにプリシラとエルヴィスの結婚観に齟齬が生じていたと思われます。

その後、プリシラは表面上は明るく振る舞いますが、プリシラの気持ちに敏感になったエルヴィスは、彼女の思いを受け止めたことで、プリシラはようやく妊娠を受け入れることができました。

めでたし、めでたし、なのですが、ここで疑問が。

ピルを飲まなかったことで、結婚後すぐに妊娠したプリシラですが、それでは今までどうしていたのか???

そのことについては次回に続きます。

またね。