こんにちは、ずず(zuzu)です。
プリシラ・プレスリー著『Elvis and Me』の第27章の構成は上手いな〜と唸ってしまいました
第27章の前半は、昨日ブログに書いた、スピリチュアルにハマった末のエルヴィスの奇行(?)でしたが、後半からは、これまた乗馬に熱中したエルヴィスについて書かれていて、その対比がとても効果的なのです。
スピリチュアルのほかにも、ゴーカートや映画、ドラッグ、ローラースケート、オートバイ、ラジコンカー(?)などなど、エルヴィスは色々なものに興味を示しました。
本書には、これらに関するエピソードがふんだんに書かれていますが、エルヴィスののめり込み様は凄まじく、お金と時間に糸目をつけず、飽きるまでずっとやり続けるのです。
時には羽目を外して。
プリシラ曰く、エルヴィスは”適度を知らない”。
そんなプリシラが一番幸せを感じたのが、乗馬に熱中していくエルヴィスの姿を見ることでした。
エルヴィスの動画を漁っていると、グレイスランドでエルヴィスとプリシラとその仲間たちが馬に乗っている華やかなシーンを目にすることがあります。
幼いリサマリーを乗せて、エルヴィスが悠然と馬を走らせています。
そばには、同じく馬に乗ったプリシラが。
驚くことに、エルヴィスは取り巻きたちとその配偶者やガールフレンドのためにも馬を買い、みんなで馬に乗っていたとのこと。
これら乗馬の映像はとても優雅で、金持ち冥利に尽きると言いますか、インパクトが強すぎてまぶしすぎるのです(笑)
エルヴィスが乗馬を始めたのは、プリシラの影響でした。
グレイスランドには元々馬小屋がありましたが、ヴァーノンが物置として使用していました。
それを見て、子どものころから乗馬に親しんだプリシラが、馬が欲しいとおねだりしたのです。
エルヴィスは、映画の撮影で馬に乗ったくらいで、馬には興味がありませんでしたが、プリシラに影響され、馬に乗るようになったそうです。
趣味に貴賎はないと思いますが(by zuzu)、プリシラのほうが趣味はよかったのは確かだと思います(笑)
まあ、エルヴィスは趣味兼特技が職業になったわけなので、そこは何とも言えませんが…
でも、ふと心配になったんですね。
プリシラがグレイスランドを出た後、プリシラの馬Dominoと、クリスマスにエルヴィスからプレゼントされたプードルのHoneyはどうなったかと。
すると本書に、エルヴィスとプリシラが婚約して、ミシシッピ州の牧場のある家を買ったというエピソードが出てきました。
個人的には”えーっ、絶対やめたほうがいいのに”と言いたくなりますが、すでに、その家がその後”お荷物”になったと言及しており、その先家がホワイトエレファントになってしまうんだと思うと、ちょっと憂鬱になってしまいます。
とはいえ、生き物を飼うって、本当に難しいし、大変ですね。
またね。