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ていねいでない暮らし

映画『プリンセス・ダイアナ』(2022年)観てきた

こんにちは、ずず(zuzu)です。

故ダイアナ元妃を追ったドキュメンタリー映画『プリンセス・ダイアナ』を観ました。

diana-movie.com

それにしても、なんというタイミング。

没後25年の節目の映画が、エリザベス女王のご逝去の直後に公開されるなんて。

ダイアナ元妃がお妃候補の本命とされたときからの生涯の映像が、順を追って映し出されました。

伝記ではなく記録映画なので、過去の記憶とすり合わせをする楽しみがありました。

 

映画のフライヤーには、

彼女を本当に”殺した”のは誰?25年の時を経て、その答えを見つけるのは、あなた

というメッセージがありました。

これって、映画『Elvis』でも大佐が同じようなこと語っていたような…

早逝した有名人に対して犯人探しをしてしまう人のは、人間の性ですね。

ダイアナ元妃を殺したのはパパラッチと言われ、マスコミが敵にされていますが、この映画ではマスコミが貴重な記録を残していることに価値を置くことで、マスコミを擁護する印象を受けました。

確かに、ダイアナ元妃を巡る英国民の熱狂はすごいものがありました。

想像ですが、イギリス社会に閉塞感が蔓延していたところに、国民の心に光を灯したのがダイアナ元妃だったのだと思います。

その熱狂は、ポップスターに向けられるようなものだったとたとえられていましたが、ポップスターってビートルズストーンズ?マイケル?それともエルヴィス??(笑)

ダイアナ元妃は必要に応じてマスコミを上手に使っていたことから、一方的にマスコミを悪者にするのではなく、元妃とマスコミとは持ちつ持たれつの関係であったことを、観客に強調したいのかなとも感じました。

そもそも、私のようなミーハーな庶民がいるから、パパラッチが存在するわけで、そこは反省しなければと思います。

 

それと、ウィリアム皇太子とハリー王子。

親の不倫や恋愛や離婚を全世界に知られて、まだ若い母親が人種の違う交際相手の男性と事故死して、その葬儀に参列した姿を、全方向から撮られ全世界に発信されてしまうという。

まだ未成年なのに…

ふたりが母を送るシーンは、いろんな場面で象徴的に使われますが、どんな思いでいるのでしょう。

 

チャールズ新国王は、ただのおぼっちゃまかと思っていましたが、めちゃくちゃタフでよく働く方のようですね。

エリザベス女王のご子息ですから、優秀なのは当然だと思います。

優秀な母と、魅力的な前妻との間で、正当に評価されていなかったのかもしれません。

それでもやはり、ダイアナ元妃と結婚しても、家庭をかえりみなかったのは本当に残念でした。

私が生きている間に、『キング/プリンス・チャールズ』が制作されるのかな。

またね。