こんにちは、ずず(zuzu)です。
昨日の続きを書きますね。
『毒家族に生まれて 〜エルヴィス・プレスリー一族を孫の代まで呪った母と息子の相互依存〜』という恐ろしいタイトルのネット記事の考察になります。
”母の思惑で始めた音楽”で考えたこと
エルヴィスがギターを手にしたのは11歳の誕生プレゼントで、銃が欲しいと言ったエルヴィスに母グラディスがギターをプレゼントしたというのが定説になっています。
ところが記事では、グラディスのエントリーにより、10歳なったエルヴィスはギターを抱えて、おそらく日本でいうのど自慢のようなショーに出場し、2位になったとのこと。
エルヴィスがギターを手にした時期はあやふやですが、小学生の頃にはすでに人前で歌って成果を残しており、エルヴィスが音楽の方向に進むべくグラディスは積極的に動いていたのは間違いないようです。
グラディスは一人息子エルヴィスの歌声が大好きだったようで、エルヴィスに将来歌手になるように勧めていたのかもしれませんね。
もしかすると、グラディス自身、あるいは夫のヴァーノンの夢を息子に託したのかもしれません。
”息子に近づく他人を排除した母”で考えたこと
16歳になったエルヴィスは、同世代の少女たちの間で”映画館でアルバイトをしている少し変わったブロンドの男の子”としてちょっとした話題になったそうです。
奇抜なデザインと色の古着といったいでたちで、それはきっと映画『エルヴィス』の中でステージで着ていたピンクのスーツのようなファッションだったと思います。
そのころのエルヴィスは、いいところのお嬢さんが好みで交際が始まりますが、性的なことに発展しなかったことから、すぐに振られてしまったようです。
その原因を、エルヴィスは幼いころ両親の性行為を目撃したせいで性的なものに嫌悪感を抱くようになったとされているようですが、私は眉唾かなと思いました。
”性的に未熟な男の子”で考えたこと
若きエルヴィスが女性に性的な関心を持たなかったのは、グラディスがエルヴィスを常に監視していたことにも起因するとありました。
グラディスはエルヴィスが自分の元を去っていく恐怖心を持っていたのかもしれません。
そういったグラディスの不安をエルヴィスは感じ取って、グラディスに心配をかけないように女性との交際を自制したとも考えられます。
記事では大女優ナタリー・ウッドが、エルヴィスとの交際を始めることすらグラディスが邪魔をしたと語ったとありました。
ジェームズ・ディーンの大ファンだったエルヴィスが、『理由なき反抗』に出演したナタリー・ウッドに関心を示さなかったとは考えられませんが、交際に発展しなかったのはエルヴィスがグラディスに忖度したからでしょうか。
ナタリー・ウッドに対するエルヴィスの本心はわかりませんが、エルヴィスに関心を持つ者として、エルヴィスがその生涯で愛した女性はプリシラだけと思いたいです。
またね。