こんにちは、ずず(zuzu)です。
映画『エルヴィス』を2回鑑賞した後の感想、第3弾です(笑)
今日は、映画の音楽について感じたことを思うままに書いていきますね。
もっとヒットパレードを聴きたかった人いるはず
『エルヴィス』がこれまで観た音楽伝記映画と大きく違ったのは、この作品は基本的にはジュークボックスミュージカルの形式をとっていますが、エルヴィスのそっくりさん的な歌唱シーンは意外に少なかったことです。
したがって、もの足りなさを感じた人もいるのではないでしょうか。
映画コメンテイターとして活躍されているLiLiCoさんが「もう少しじっくり曲を聴きたかった」とコメントされていて、とても正直な感想だと思いました。
作品の中では、エルヴィスのいくつかのヒット曲がディープなブルースやヒップホップにアレンジされていました。
しかし、そういったジャンルの音楽に慣れていなければ、エルヴィスの歌まね、モノマネの方が素直に楽しめたと思います。
ブラックミュージック好きの私でさえ、ビールストリートで歌われていたコテコテのブルースや、若者を中心に人気が続くヒップホップはちょっと苦手です。
あえて、エルヴィスのそっくりさん的な演出を抑えて、ブルースや現代の音楽を導入したのでしょうが、このことが10年、20年経ったときにどのように評価されるか、ちょっと楽しみです。
お気に入りの2曲♪
私は流行りの音楽にうといため、サントラに参加しているアーティストはシーロー・グリーンしか知らなかったのですが、『If I Can Dream』を演奏するマネスキンはいいです♪
こぶしが入らないロックっぽい乾いたハスキーボイス、しびれます♪
それと、離婚したエルヴィスとプリシラが、リサマリーの面会で再会するシーンのBGMに使われた『Can't Help Falling In Love:好きにならずにいられない』。
切々と歌うケイシー・マスグレイヴスのボーカルがもの悲しく、離婚でエルヴィスが深くダメージを負ったことを考えると、胸が締め付けられます。
今、この作品の中で、一番好きで嫌いなシーンです。
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『ブルー・スエード・シューズ』の謎
ところで、『Blue Suede Shoes:ブルー・スエード・シューズ』は劇中とエンディングで確か2回も使われていたのに、サントラに入っていなかったのは謎です。
ステージで歌う姿、かっこよかったのにーー。
またね。