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ていねいでない暮らし

エッセイ『生きるために、捨ててみた。』から学ぶ断捨離 その10 夫の言葉、仲間と希望、お金の管理編

こんにちは、ずず(zuzu)です。

今日もだいたひかる著『生きるために、捨ててみた。』で断捨離を学んでいきます。

”「がん=死」ではないと思えるようになった夫の言葉”

2016年、時間があったので予防のため乳がん検診を受けて、がんが見つかっただいたさん。

右乳房を全摘されました。

術後は傷口が痛んで腕が使えなかったそうですが、リハビリを重ね、1年ちょっとで鉄棒にぶらさがれるまでに回復したそうです。

抗がん剤治療は、思ったより全然平気だったとか。

「がん=死」が刷り込まれている方、昔の映画のドラマの見過ぎだそうですよ。

そんなだいたさんの闘病生活を支えたご主人は、めちゃポジティブで、励まし上手な方。

 夫はこんなふうにも言っていました。

 「がんは虫歯のようなもの。できたら取ればいい。虫歯になったらどうしょうって心配しても仕方がない。万が一、再発したとしても、悪いところを取って、いつものひかるちゃんに戻ればいい」と。

 株式会社幻冬舎発行 だいたひかる著『生きるために、捨ててみた。』(2021年)より引用、以下同じ

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ですって!

幸い、私の肉親でがんになった者はいませんが、範囲を親戚に広げれば、がんで命を落とした者やがんと戦っている者がいます。

知人ではフツーにいます。

がんは身近な病気、気をつけていようが、体質とかストレスが関係するようなので、かかるときはかかります。

 その後19年に再発も経験し、今も再発や移転の不安がよぎらないこともないけれど、生き物はみな平等に、死亡率100%です。余命200年なんていう人はいません。だったらその恐怖におびえるよりも、がんに振り回されず、むしろ乳がんあるあるネタを作って笑わせるくらいの前向きさを持って生きていきたいと思っています。

あるあるネタ、素材としては難易度が高そうですが、ネタをとおして病気の正しい知識と理解が広がるといいですね。

”欲しいのは、仲間と希望”

がんになると不安は尽きませんが、忙しい医師には病状以外のことまでは聞けないそうです。

その点、SNSは顔が見えないのでかえって気兼ねなく聞けるらしいです。

経験者の言葉はいちばん役に立ち、安心材料をくれるそう。

 これからもSNSのちょうどいい距離感で、私がこれまでに経験してきたがんのことを包み隠さず伝え、励まし合っていければと思っています。

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素晴らしい。

当事者同士でしかわかり合えないことを、影響力のある方が情報交換するのは、意義がある活動ですよね。

私も自分が経験したことをブログでシェアするよう心がけていきたいです。

”お金の管理は年を重ねるほどシンプルに”

文頭で、

 もともとお金はあった分だけ使ってしまう性格。でも、07年に離婚したとき、これからはひとりで生きていこうと貯金を始めていたので、がんになったときもある程度の額はありました。とはいえ、いくらかかるかはわからない。それに再婚して3年目に乳がんになってしまったので、夫にだけは迷惑をかけたくない、特にお金の面倒だけはみてもらいたくないと思っていました。

と語っているだいたさん。

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病気になってめんどうをかけてしまうのは仕方ないとしても、せめてお金だけは自分でまかないたいという、ご主人への深い想いが伝わってきました。

”お金はあった分だけ使ってしまう性格”というところにシンパシーを感じ(笑)、本書から断捨離を学びたいと思ったのでした。

だって、”元々キレイ好き”とか、”貯金と節約が趣味”という人よりは、”実家も自宅もお部屋でした”とか”貯金したことがありませんでした”という人の方が共感できるし、読んでいて楽しめるんですよね。

 

がん治療に関する医療費については、だいたさんご自身は保険に入っていなかったものの、お母様がかけてくれていた医療保険と、お父様の会社の家族保険で、女性疾患のプランの加入もあって、持ち出しは20〜30万円だったそうです。

親ってありがたいですよね。

がんの治療中、病院のデイルームで毎日開かれていたシニア女子会のトークに耳を澄ませていたところ、話の最後は決まって”何はなくてもお金は大事”だったそうで、それから絶対貯金しようと心に決めたそうです。

そうはいっても、だいたさんは投資のような積極的にお金を増やす方向ではなく、金利はほとんどつかないけど銀行に預けているとのことでした。

その理由は、銀行の窓口に人に勧められるがままに投資信託を始めたら、リーマンショックで大損してしまったからだそう。

近頃はいくつもあった口座を、メインバンク1行だけにしぼったそうです。

 お金の管理は、複雑にしてはいけない。年を重ねれば重ねるほど、シンプルに。面倒くさがりの私なりの方針です。

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お金の不安って、精神的にキツいですよね。

命あってのお金ですが、命があればお金も必要です。

私のお金の管理については、だいたさんとほぼ同じ考えです。

口座はいくつか開設していますが、私に何かあったときのために、ネット銀行は利用していません。

そんな私ですから、ネット証券の口座も持っていませんし、アナログの株式投資もとっくにやめてしまいました。

なぜなら、だいたさんと同じく、証券会社の窓口で勧められた株式投資で損したから。

投資額が1/3になってしまったんですよね。

だいたさんと違うのは、リーマンショックではなくてバブル崩壊で(古)

1/3になったと言っても、若かったので投資額が少額だったのでよかったのですが、お金がないときの1/3は、たとえ少額でも痛かったですね。

断捨離で、通帳や証券は一ヶ所にわかりやすく保管しました。

私に何かあったとき(本日2回目)に、できるだけ迷惑をかけないように。

印鑑はもちろん別のところに置いていますよ。

3月に、FP(ファイナンシャル・プランナー)3級を取得したのですが、自分のお金は普通預金と定期預金と保険だなんて笑っちゃいますよね。

でも、めんどくさがり屋なので、安心ならそれでいいと思います。

株に関しては、大した金額ではないですが、経験談をブログに書こうかな。

はて、需要はあるのか。

それと、40歳くらいのときケガで入院したことがあり、そのときの入院生活で出会ったオバ様方の生態がかなりの衝撃で、いまだに思い出して考えてしまうことがあるので、こちらはブログに残しておこうと思います。

またね。