こんにちは(zuzu)です。
女優・故オードリー・ヘプパーンの生涯をたどったドキュメンタリー映画『オードリー・ヘプバーン』を観たので、感じたことを書きますね。
ローマの休日から始まって
中学のとき同級生に、
「『ローマの休日』という名作映画があるから観たほうがいい」
と勧められ、テレビのロードショーで『ローマの休日』を観たのがオードリーとの出会い。
それから、テレビやレンタルビデオでいくつかのオードリー主演作品を観ましたが、ストーリーはほぼ失念しました。
反対に印象的だったのは、ユニセフの慈善活動で来日したときの、テレビで観たオードリーの姿。
歳を重ねやせてシワの増えたオードリーを見て、
「えっ?あのオードリー・ヘップバーン?ずいぶん歳をとったなー」
と、失礼なことを思いました。
また、オードリーが熱心にボランティア活動をすることが理解できませんでした。
女優なのだから、キレイに着飾っていればいいのに、なぜ?
ノブレス・オブリージュのふたり
そんな記憶を掘り起こしながら映画を観ていて、オードリーの歩んだ人生は、他の誰かの人生に似ているのではないかと感じました。
それは故ダイアナ元妃。
ダイアナ元妃の離婚後の悲恋を描いたフィクション映画『ダイアナ』(2013年)が好きです。
いろんな角度から評判がよくない作品ですが、そこに映し出されるダイアナ妃の無邪気で真剣な恋は、共感できるものがあります。
ナオミ・ワッツ演じるダイアナ妃は、最初は違和感ありありですが、ナオミの持つ品の良さが出ていると、私は思います。
で、オードリーとダイアナ妃。
幼少期は経済的には恵まれるも、家族関係が複雑でした。
オードリーの場合は、第二次世界大戦にも翻弄されてしまいます。
ふたりはその美貌でチャンスをつかみ、若くして富と名声を得ます。
結婚後は子どもにも恵まれますが、世界中から愛された彼女たちであっても、たったひとりの配偶者との関係がうまくいかず悩みを抱え、後に別れることになりました。
そして、ふたりが慈善活動に積極的に関わったことが、最大の共通点でしょうか。
いわゆるノブレス・オブリージュを実践していくのですが、そのときのパートナーとは籍を入れておらず、良好な関係を築いていたのも似ていました。
ふたりが努力家で(外部から見て)完璧であるがゆえ、子どもを産み育てるための結婚という制度では、夫に対して望むことが大きくなり、失望していったのかもしれません。
結婚という枠組みから外れたことで、相手に求めるものが少なくなり、適度な距離と信頼関係を保てたのではないかと想像します。
そのパートナーシップが、早すぎる死によって引き裂かれたことも似ていました。
これから公開される作品が楽しみ
秋に公開予定のこちらは楽しみです。
こちらの方々の作品も楽しみです。
エリザベス女王のドキュメンタリーが来月全国公開!
エルヴィス・プレスリーも映画化され、まもなく公開!
http://warnerbros.co.jp/elvis-movie/
観たい映画が多くて困ります。
またね。