ずずぶろぐ

ていねいでない暮らし

映画「オードリー・ヘプバーン』(2020年)を観て

こんにちは(zuzu)です。

女優・故オードリー・ヘプパーンの生涯をたどったドキュメンタリー映画オードリー・ヘプバーン』を観たので、感じたことを書きますね。

ローマの休日から始まって

中学のとき同級生に、

「『ローマの休日』という名作映画があるから観たほうがいい」

と勧められ、テレビのロードショーで『ローマの休日』を観たのがオードリーとの出会い。

それから、テレビやレンタルビデオでいくつかのオードリー主演作品を観ましたが、ストーリーはほぼ失念しました。

 

反対に印象的だったのは、ユニセフの慈善活動で来日したときの、テレビで観たオードリーの姿。

歳を重ねやせてシワの増えたオードリーを見て、

「えっ?あのオードリー・ヘップバーン?ずいぶん歳をとったなー」

と、失礼なことを思いました。

また、オードリーが熱心にボランティア活動をすることが理解できませんでした。

女優なのだから、キレイに着飾っていればいいのに、なぜ?

ノブレス・オブリージュのふたり

そんな記憶を掘り起こしながら映画を観ていて、オードリーの歩んだ人生は、他の誰かの人生に似ているのではないかと感じました。

それは故ダイアナ元妃。

ダイアナ元妃の離婚後の悲恋を描いたフィクション映画『ダイアナ』(2013年)が好きです。

いろんな角度から評判がよくない作品ですが、そこに映し出されるダイアナ妃の無邪気で真剣な恋は、共感できるものがあります。

ナオミ・ワッツ演じるダイアナ妃は、最初は違和感ありありですが、ナオミの持つ品の良さが出ていると、私は思います。

 

で、オードリーとダイアナ妃。

幼少期は経済的には恵まれるも、家族関係が複雑でした。

オードリーの場合は、第二次世界大戦にも翻弄されてしまいます。

ふたりはその美貌でチャンスをつかみ、若くして富と名声を得ます。

結婚後は子どもにも恵まれますが、世界中から愛された彼女たちであっても、たったひとりの配偶者との関係がうまくいかず悩みを抱え、後に別れることになりました。

 

そして、ふたりが慈善活動に積極的に関わったことが、最大の共通点でしょうか。

いわゆるノブレス・オブリージュを実践していくのですが、そのときのパートナーとは籍を入れておらず、良好な関係を築いていたのも似ていました。

ふたりが努力家で(外部から見て)完璧であるがゆえ、子どもを産み育てるための結婚という制度では、夫に対して望むことが大きくなり、失望していったのかもしれません。

結婚という枠組みから外れたことで、相手に求めるものが少なくなり、適度な距離と信頼関係を保てたのではないかと想像します。

そのパートナーシップが、早すぎる死によって引き裂かれたことも似ていました。

これから公開される作品が楽しみ

秋に公開予定のこちらは楽しみです。

 

こちらの方々の作品も楽しみです。

エリザベス女王のドキュメンタリーが来月全国公開!

エルヴィス・プレスリーも映画化され、まもなく公開!

http://warnerbros.co.jp/elvis-movie/

 

観たい映画が多くて困ります。

またね。