こんにちは、ずず(zuzu)です。
前回は、電子ピアノについて考えたことと、自分の体験談を綴りました。
今日は、『イエスタデイ・ワンス・モア』に引き続き、グレード8級の『Lovin' You』の練習を始めたことを書きますね。
スティービー・ワンダーがアレンジした子守唄?
次の14回目のレッスンは3週間後。
『イエスタデイ・ワンス・モア』だけでは飽きてしまうけど、『Summer』はやる気が起きず、『イエスタデイ・ワンス・モア』でつかみかけている8ビートの『Lovin' You』の練習を始めました。
8ビートって昭和ですよね〜でも好きだからいいんだ。
『Lovin' You』は、ミニー・リパートンの1974年のアルバム『Perfect Angel』の中の1曲です。
1975年に全米No. 1ヒットしたR&Bで、現在ではスタンダードナンバーとされる名曲。
この曲について調べる中、歌姫ミニーがシンガーソングライターだったってことにまず驚きましたが、『Lovin' You』は夫・リチャード・ルドルフとの共作で、そしてなんと、ブレイク前から彼女に注目していたというスティービー・ワンダーがアレンジしていたのでビックリでした。
歌詞については、夫に対するラブソングか、子守唄か、諸説あるようです。
私は英語はよくわかりませんが、ミニーとリチャードの愛娘マーヤ・ルドルフ(現在も活躍中)が1972年生まれということで、子守唄説を支持します。
スティービーには1976年に発表したアルバム『キー・オブ・ライフ』の収録曲で、『可愛いアイシャ』(Isn't She Lovely)という人気の曲があります。
スティービー最初の子アイシャは1975年に生まれたそうですが、『Lovin' You』が子守唄だとすると、あくまでも想像ですが『可愛いアイシャ』は多少なりとも『Lovin' You』の影響を受けていると思うのですが、どうでしょうかね…
クワイエット・ストームという音楽ジャンル
『Lovin' You』の音楽の分野をあえて限定するなら、ソウルミュージックと一括りするよりは、R&B(リズムアンドブルース)とジャズの中間のようなところではないかと考えていました。
でもなんかしっくりこないなと思っていたら、ミニーのウィキペディアに”クワイエット・ストーム”という、知らないジャンルがありました。
クワイエット・ストーム(英:Quiet Storm)は、コンテンポラリー・R&B、ジャズ・フュージョン、ポップ・ミュージックなどの影響を受けたソフト&メロウな曲調、もしくはミディアム・テンポ、リラックスしたリズムで特徴づけられる、ラジオ・フォーマットや音楽のジャンルである。
概要
70年代中ごろにメルヴィン・リンゼイが、自身がDJとしてワシントンD.C.のFMステーション「en:WHUR-FM」で始めた番組が最初とされる。この番組名は、スモーキー・ロビンソンの1976年のアルバム「en:A Quiet Storm」にちなむ。(以下略)
ウィキペディアより引用
深夜のFMラジオで流れてそうな、大人のBGMって感じのジャンルですね。
で、ここにもスモーキー発見!(←これが言いたかった、笑)
スモーキーの影響力半端ないです。
こんなに早くR&Bが弾けるなんて
エレクトーンで試しにイントロを弾いてみると、ピコピコピコーーとしびれる音色なんです!
おそらくスティービーのセンスですよね。
こんなかっこいいソウル・ミュージックが弾けるなんて、エレクトーンを始めてよかった。
楽譜は『イエスタデイ・ワンス・モア』と同じ楽譜集からです。
楽譜集の演奏のポイントは、
Lovin' You
ミニー・リパートンの代表曲でポピュラー史に残る名曲です。彼女の5オクターブを超える歌声は”天使の歌声”と称され多くの人々を魅了しましたが、惜しくも31歳の若さで亡くなりました。日本では今井美樹を始め多くのアーティストがカバーしています。
一曲をとおして、メロティーはうたうように、やさしく奏でましょう。L.K.でLower Memoryを設定している箇所は、コードがにごらないよう、少し早めに離鍵して、次の音をジャストタイミングで弾いてください。最後はrit.して終わりますが、MEMORY16にメモリーチェンジしてから、慌てず一呼吸してフェルマータの音を弾くとよいでしょう。
株式会社ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス発行『STAGEA ポピュラー・シリーズ(グレード9〜8級) Vol.58 ステージ・セレクション BEST』(2019年12月1日初版発行)より引用
でした。
よく聴いたのは今井美樹さんのカバー
久しぶりに動画でミニーの原曲を聴いたとき、歌唱力があるのに演出なのか、たどたどしく音を拾うように歌っているような感じがしましたが、子守唄なら納得ですね。
でもなんか、私が昔聴いていた『Lovin' You』とイメージが違う。
楽譜集の解説を読んで、私がよく聴いていたのは今井美樹さんのカバーだったと確信。
1988年発売のカバーアルバム『fiesta』の中の一曲で、カーペンターズのカバーも収録されていてほとんど英語の曲でしたが、ホントによく聴きました。
当時はバブル期で、ビンボーだった私も流行に踊らされ、スキー場に行く車の中で『fiesta』を聴こうとしたけど、眠くなるから久保田利伸さんの『SHAKE IT PARADISE』に変更した思い出があります(笑)
そんな時代でした。
またね。